のどに刺さった魚の骨、放置は危険です! 正しい対処方法・注意点を解説

のどに刺さった魚の骨、放置は危険です! 正しい対処方法・注意点を解説

のどに刺さった魚の骨がなかなか取れないと、心配になりますよね。刺さった骨は自然に抜けるケースが多いですが、 放置したり、間違った対処をしたりすると、症状によってはかえって悪化することがあるので、注意が必要です。
この記事では、魚の骨がのどや歯ぐきに刺さった時の症状や、正しい対処法を解説します。あわせて、間違った対処法や食事における注意点などもご紹介します。

               

のどに魚の骨が! 刺さりやすい場所や症状

魚料理を食べた時に、魚の骨がのどに刺さったという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。まずは魚の骨が刺さりやすい場所や、骨が刺さりやすい魚の種類、そして骨が刺さった時の症状について見てみましょう。

魚の骨が刺さりやすい場所

魚の骨は、のどの扁桃腺に刺さることが最も多くありますが、舌の根っこ辺りにある舌扁桃(ぜつへんとう)に刺さる場合もあります。また、奥の声帯の裏側にある下咽頭(かいんとう)や、食道の粘膜にも刺さることもあります。

骨が刺さりやすい魚の種類

骨が大きいタイやサバは、のどに刺さりやすいです。しかし骨が小さいイワシやサンマ、ウナギなどでも刺さることがあるので、食べる際は注意しましょう。その他にも、アジフライなどの骨が付いたまま食べる料理も注意が必要です。

魚の骨がのどに刺さった時の症状

魚の骨がのどに刺さった場合、つばを飲み込んだ時に痛みやチクチクとした違和感を覚えます。次のような症状がある時は、早急な治療が必要です。
  • 大きい・太い骨が取れない
  • 痛みが強い
  • 出血している
  • 熱が出る
  • 息苦しい
のどに刺さった魚の骨を取り除いてもらう場合は、耳鼻咽喉科か歯科を受診しましょう。

のどに刺さった魚の骨、放置しても大丈夫? 

のどに魚の骨が刺さった時、痛みや違和感があると心配になるものです。状況によっては、放置すると危険な場合もあります。ここでは、魚の骨が刺さった後に放置しても良いかどうか、その目安を見ていきましょう。

症状がすぐに治まれば、自然に抜けている可能性もある

人間の体には自浄能力があるため、のどに魚の骨が刺さってしまっても、のどの粘膜から骨が押し出されて自然に抜けることが多いです。
骨を飲み込んだ際に、のどの粘膜に傷が付いてしまい、痛みを感じることもあります。しばらくして痛みが消えていれば、自然に抜けている可能性があります。このような場合は、1日ほど経つと症状が治まります。

強い痛みが続く場合、放置するのは危険

のどに魚の骨が刺さった後にしばらく痛みが続いている場合、そのまま放置するのは危険です。唾液には消化酵素が含まれていますが、魚の骨が溶けるほど強くはなく、自然に溶けることはありません。そのまま放置していると、傷口が炎症して腫れたり、化膿したりする可能性があります。
また、食道付近に骨が刺さっている場合、食道の粘膜だけではなく、他の臓器へ炎症が拡大して命にかかわることもあるため、早めに医療機関を受診しましょう。

魚の骨がのどに刺さった時の正しい対処法

のどに魚の骨が刺さってしまうと、なるべく早く取りたいものです。次に、自分でできる対処法や病院を受診する際の目安をご紹介します。

つばを飲み込んで流す

魚を食べた後に骨が刺さったような感覚があったら、骨を流すつもりでつばを飲み込んでみてください。意識して何度かつばを飲み込んだら、自然に流れることがあります。

水でうがいをする

のどに刺さった骨を水で洗い流すように、うがいをしてみましょう。小さい骨なら取れる可能性があります。うがいをする際は、うがい薬を使わずに水だけで十分です。

自然に抜けるのを待つ

先述したように、のどに刺さった魚の骨は自然に抜けることが多いです。痛みが強くない、出血していないなど、緊急性がない場合は、一晩様子を見て自然に抜けるのを待ってみましょう。

医療機関を受診する

一晩様子を見ても骨がまだ残っている、痛みが増しているなどの症状がある場合は、耳鼻咽喉科や歯科などの医療機関を受診してください。目に見える骨は、ピンセットなどの器具を用いて抜いてもらうことが一般的です。
見えない場所にある骨は、内視鏡で見ながら取ることもあります。また、食道に刺さっている場合は、消化器内科で処置してもらうこともあります。

魚の骨が歯ぐきに刺さったら? 

魚の骨が歯ぐきに刺さったり、歯ぐきの隙間に入り込んだりして、違和感や痛みを生じることもあります。うがいなどをしても抜けない場合は、早めに歯科医院を受診してください。
歯と歯ぐきの隙間などに骨が入り込みやすいのは、歯ぐきの状態が関係しているかもしれません。歯科医院を受診した際に、あわせて唾液検査で口内環境をチェックしてみましょう。
唾液検査シルハでは、歯と歯ぐきの健康など口内環境にかかわる項目がチェックできます。自分の口内環境を知ることで、むし歯や歯周病、口臭などの予防にも役立ちます。
シルハを検査できる医療機関は、こちらから検索してください。

魚の骨がのどに刺さった時の間違った対処法

のどに刺さった骨を間違った方法で対処すると、かえって症状が悪化する可能性もあるので注意が必要です。間違った対処方法について確認しておきましょう。

ご飯を飲み込む

魚の骨がのどに刺さった時は「ご飯を丸呑みすると良い」と聞いたことがあるかもしれません。しかし、この方法は危険なのでやめましょう。ご飯を丸呑みすると骨が強く押されて、さらに深く刺さってしまうことがあるためです。
骨が太い場合、炎症を起こして化膿しやすくなります。また、丸呑みしたご飯がのどに詰まって窒息するリスクもあるので要注意です。

ピンセットで取る

魚の骨をピンセットで引き抜く方法もありますが、自分ですることはおすすめできません。骨の一部だけが取れて残りが刺さったままになってしまったり、逆に骨を奥へと押し込んでしまったりして、医療機関で処置がしにくくなります。また、誤って粘膜を傷つけてしまうケースもあり、とても危険です。

受診するまで・日常における食事の注意点

魚の骨がのどに刺さった後、症状がひどかったり続いたりする場合は、早めに医療機関を受診することが望ましいです。しかし、医療機関が休診日だったり、予定の都合がどうしてもつけられなかったり、すぐに行けないことがあるかもしれません。その際は、食事内容に注意する必要があります。
また、日常の食事にも気を付けることで、骨が刺さることを予防できます。ここでは受診するまでの食事と、日常の食事の注意点を見ていきましょう。

受診するまでの食事:やわらかい物を食べる

痛みが強い時は、受診するまで何も食べないことが望ましいです。しかし、何らかの事情ですぐに医療機関へ行くことができない場合は、刺さった骨が粘膜の奥に入っていかないように、硬い食べ物を避けて、やわらかい物を食べるようにしましょう。
具体的にはヨーグルトやおかゆ、豆腐といったやわらかい物、ゼリーやスムージーなどの栄養バランスの良い物がおすすめです。同時に、水分補給も忘れないようにしましょう。

日常の食事:骨を取り除いて食べる

骨が刺さりやすいアジやサンマ、サケ、ウナギ、サバなどを食べる時は、骨を取り除いておきましょう。タイなどの大きくて太い骨も要注意です。        
自分で骨を取り除くことが難しい小さい子どもや高齢者が食べる場合には、食卓に並べる前にあらかじめ骨を取り除いてあげましょう。また、圧力鍋で骨までやわらかく煮て調理するのも良いでしょう。

のどに刺さった魚の骨は放置せず医療機関へ

のどに魚の骨が刺さった時、症状が続いているのに放置したり、間違った対処方法をしたりすると、かえって悪化することがあります。痛みが強かったり、出血していたり、症状が続いている場合は、早めに医療機関を受診しましょう。また、魚の骨がのどに刺さらないように、食べる前に骨を取り除くなどの予防も忘れないようにしてくださいね。

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