旅行の準備をしているとき、「歯ブラシはホテルの備え付けで済ませればいいか」と思ったことはありませんか。
たしかに、アメニティの歯ブラシがある宿泊施設は多いですが、口や歯の健康という観点から見ると、口内の状況は十人十色なので、できれば使い慣れた歯ブラシ・歯磨き粉の方が良いです。
たしかに、アメニティの歯ブラシがある宿泊施設は多いですが、口や歯の健康という観点から見ると、口内の状況は十人十色なので、できれば使い慣れた歯ブラシ・歯磨き粉の方が良いです。
まずは備え付け歯ブラシでよく見るタイプについて考えてみましょう。
ホテルに備え付けの歯ブラシの特徴
ホテルに用意されている歯ブラシは、コストを抑えた設計になっていることがあります。
また、使い捨てを想定した歯ブラシが基本でしょう。
また、使い捨てを想定した歯ブラシが基本でしょう。
備え付け歯ブラシの特徴
- 毛の硬さ
- ふつう~硬めが多い
- ブラシヘッドの形
- 汎用的なサイズ・形状で統一
- 毛の本数・密度
- 市販品に比べて少ない場合がある
- 素材・品質
- コスト優先のため、毛先の加工精度にばらつきがある場合も
スッキリせず痛みを感じることも
備え付けの歯ブラシを使った後、「なんとなくスッキリしない」「歯ぐきが痛い」と感じた経験はないでしょうか。
これは感覚的なものだけではなく、歯ブラシの清掃力や歯ぐきへの負荷に差がある可能性があります。
歯磨きは、歯ブラシの形状・毛の硬さ・形状にも左右されます。
ホテルに備え付けの歯ブラシが一概にダメというわけではなく、品質が良いものもあります。
しかし、日常使っているものと比べて、さまざまな仕様が異なってくるのは間違いありません。
そのため、日常的に使い慣れた歯ブラシと同等の清掃力を期待するのは難しいかもしれません。
これは感覚的なものだけではなく、歯ブラシの清掃力や歯ぐきへの負荷に差がある可能性があります。
歯磨きは、歯ブラシの形状・毛の硬さ・形状にも左右されます。
ホテルに備え付けの歯ブラシが一概にダメというわけではなく、品質が良いものもあります。
しかし、日常使っているものと比べて、さまざまな仕様が異なってくるのは間違いありません。
そのため、日常的に使い慣れた歯ブラシと同等の清掃力を期待するのは難しいかもしれません。
使い慣れた歯ブラシを持参するメリット
旅行先の簡易的な備え付け歯ブラシではなく、あえて自宅からいつもの歯ブラシを持参するメリット。
それは「いつもの『力加減』と『手の感覚』でキレイに磨ける」という点です。
備え付けの歯ブラシでは、いつもの歯ブラシと持ち手や毛のかたさなどが変わるので、余計な力が入ってしまい歯や歯ぐきを傷つけてしまうおそれがあります。また、持ち手やヘッドの大きさも普段と違うため、小回りが利かなかったり、逆に普段通り磨いても磨ける範囲が小さかったりして、磨き残しが増えるかもれません。
使い慣れた歯ブラシであれば、いつもの感覚でコントロールできるため、オーラルケアの質を下げることはありません。
それは「いつもの『力加減』と『手の感覚』でキレイに磨ける」という点です。
備え付けの歯ブラシでは、いつもの歯ブラシと持ち手や毛のかたさなどが変わるので、余計な力が入ってしまい歯や歯ぐきを傷つけてしまうおそれがあります。また、持ち手やヘッドの大きさも普段と違うため、小回りが利かなかったり、逆に普段通り磨いても磨ける範囲が小さかったりして、磨き残しが増えるかもれません。
使い慣れた歯ブラシであれば、いつもの感覚でコントロールできるため、オーラルケアの質を下げることはありません。
その他にも口の大きさにあっている歯ブラシを使える、毛の硬さが自分に合っている、自分のクセに合っているなどのメリットもあるでしょう。
SDGsの観点からも持参メリットは大きい
経済産業省の報告によると、2023年のアメニティ歯ブラシの提供量は約2.2億本と試算されています。
歯ブラシに使われるプラスチックの原料は石油を元としており、それだけ化石燃料の消費にもつながっています。
歯ブラシの多くはプラスチック素材で作られているため、仮に1本あたりの10 gの重さで、再利用をせず全て廃棄をした場合、実に年間2,200 tものプラスチックゴミを生み出していることになります。
このゴミを焼却処分すれば、大量の燃料を消費し、大量のCO2を排出することになります。
そのため、歯ブラシを持参することは、使い捨てとなるアメニティ歯ブラシを減らし、プラスチックゴミの削減にもつながるのです。
歯ブラシに使われるプラスチックの原料は石油を元としており、それだけ化石燃料の消費にもつながっています。
歯ブラシの多くはプラスチック素材で作られているため、仮に1本あたりの10 gの重さで、再利用をせず全て廃棄をした場合、実に年間2,200 tものプラスチックゴミを生み出していることになります。
このゴミを焼却処分すれば、大量の燃料を消費し、大量のCO2を排出することになります。
そのため、歯ブラシを持参することは、使い捨てとなるアメニティ歯ブラシを減らし、プラスチックゴミの削減にもつながるのです。
「旅にはマイ歯ブラシ」プロジェクト
自分の歯ブラシを持参することは、歯科大学からも推奨されています。
日本歯科大学と日本歯科大学校友会では、旅先に自分の歯ブラシを持参することを勧める、「旅にはマイ歯ブラシ」プロジェクトを推奨しています。
プロジェクトページによると、諸外国ではマイ歯ブラシを持参することが一般的であり、アメニティの歯ブラシがあるのは、日本独特の文化だそうです。
より良いオーラルケアのため、エコのため、使い慣れた歯ブラシを旅行先にも持ち歩いてみませんか?
日本歯科大学と日本歯科大学校友会では、旅先に自分の歯ブラシを持参することを勧める、「旅にはマイ歯ブラシ」プロジェクトを推奨しています。
プロジェクトページによると、諸外国ではマイ歯ブラシを持参することが一般的であり、アメニティの歯ブラシがあるのは、日本独特の文化だそうです。
より良いオーラルケアのため、エコのため、使い慣れた歯ブラシを旅行先にも持ち歩いてみませんか?
使い慣れていない備え付け歯ブラシのデメリット
ホテルに備え付けの歯ブラシを使った場合、いつもの歯ブラシと比べて次のような違いが起こり得ます。
- 毛の硬さ(「かため」の傾向)
- 毛の量(少ない場合も)
- 毛先の形状
- ヘッドのサイズ
- ネックの硬さ
- 持ち手の形状
- 歯磨き粉の量(少なめの傾向)
- 歯磨き粉の有効成分(少ない場合も)
これらが影響して、普段通りに磨いても同じブラッシング効果が得られなくなるおそれがあります。
また、慣れない歯ブラシを使うことで『力の入れ方』や『歯ブラシの当て方』にも変化が生じ、これらもブラッシング効果に影響を及ぼします。
その結果、磨き残しが増えるおそれがある上、歯や歯ぐきにダメージまで与えてしまうケースも考えられます。
だからこそ、歯ブラシは使い慣れたものを使うのがおすすめです。
また、慣れない歯ブラシを使うことで『力の入れ方』や『歯ブラシの当て方』にも変化が生じ、これらもブラッシング効果に影響を及ぼします。
その結果、磨き残しが増えるおそれがある上、歯や歯ぐきにダメージまで与えてしまうケースも考えられます。
だからこそ、歯ブラシは使い慣れたものを使うのがおすすめです。
<貴方の口は高リスクタイプ? 唾液検査でチェック>
口内環境は人それぞれであり、同じケアをしていても虫歯になりやすい/なりにくい人がいます。
また、虫歯や歯周病などの口内トラブルになっていなくても、目に見えない口内細菌が繁殖していたり、歯ぐきダメージが生じているおそれもあります。
そんな口内環境を唾液でチェックしてみませんか?
詳しくはこちら
口内環境は人それぞれであり、同じケアをしていても虫歯になりやすい/なりにくい人がいます。
また、虫歯や歯周病などの口内トラブルになっていなくても、目に見えない口内細菌が繁殖していたり、歯ぐきダメージが生じているおそれもあります。
そんな口内環境を唾液でチェックしてみませんか?
詳しくはこちら
歯周病リスクがある人は特に注意
歯周病の予防・進行抑制において、歯磨きの質は非常に重要な要素のひとつです。
旅行中の数日間であっても、口内ケアの質を落とさないことが重要です。
歯に汚れを残したままですと、数時間〜1日程度で歯垢になり、そこから2、3日すると歯石になると言われています。
「旅行中くらい」という数日間の油断が、歯ぐきの状態に影響するおそれもゼロではありません。
旅行中の数日間であっても、口内ケアの質を落とさないことが重要です。
歯に汚れを残したままですと、数時間〜1日程度で歯垢になり、そこから2、3日すると歯石になると言われています。
「旅行中くらい」という数日間の油断が、歯ぐきの状態に影響するおそれもゼロではありません。
歯や歯ぐきの健康、口内の清潔度の検査におすすめなのが唾液検査シルハです。
シルハは、水で口をすすぐだけで口内環境にかかわる6つの項目(むし歯菌・酸性度・緩衝能・白血球・タンパク質・アンモニア)をチェックできます。
シルハは、水で口をすすぐだけで口内環境にかかわる6つの項目(むし歯菌・酸性度・緩衝能・白血球・タンパク質・アンモニア)をチェックできます。
歯磨き粉も持参しよう
旅行先でも日常と変わらない質の高いオーラルケアを維持するためには、普段使っている歯磨き粉を持参することもおすすめです。
歯磨き粉にはさまざまな機能性があります。
普段使用している歯磨き粉が、フッ素を高配合していたり、殺菌成分を加えていたり、ホワイトニング機能が補われていたりすることもあるのではないでしょうか?
宿泊先の使い捨てアメニティに付属する歯磨き粉は、成分が最小限に留められているものが多いです。
特にフッ素があまり多く配合されていないケースが少なくありません。
また、場合によっては、発泡剤やメントール、粗い研磨剤が多用されている場合があります。
これが「よく磨けていないのに磨いた気になってしまう(磨き残しの原因)」や「不必要に歯の表面や歯ぐきを傷つけてしまう」といったリスクに繋がります。
また、アメニティの小さなチューブ(約2g〜3g)は1回分程度の量に相当します。歯磨き粉を使って複数回磨く場合には量が足りません。
口の健康状態を確実に保ち続けるために、歯磨き粉も普段のものを携行するのも大切です。
歯磨き粉にはさまざまな機能性があります。
普段使用している歯磨き粉が、フッ素を高配合していたり、殺菌成分を加えていたり、ホワイトニング機能が補われていたりすることもあるのではないでしょうか?
宿泊先の使い捨てアメニティに付属する歯磨き粉は、成分が最小限に留められているものが多いです。
特にフッ素があまり多く配合されていないケースが少なくありません。
また、場合によっては、発泡剤やメントール、粗い研磨剤が多用されている場合があります。
これが「よく磨けていないのに磨いた気になってしまう(磨き残しの原因)」や「不必要に歯の表面や歯ぐきを傷つけてしまう」といったリスクに繋がります。
また、アメニティの小さなチューブ(約2g〜3g)は1回分程度の量に相当します。歯磨き粉を使って複数回磨く場合には量が足りません。
口の健康状態を確実に保ち続けるために、歯磨き粉も普段のものを携行するのも大切です。
他のオーラルケアグッズも持参していつもと同じケアを
歯ブラシと合わせて以下のアイテムを持参することで、口内ケアの質を補うことができます。
持参した方が良いその他のケアグッズ
- デンタルフロス
- 歯と歯の隙間に入り込んだ汚れを除去できる
- 歯間ブラシ
- 歯ブラシの清掃力を補う
- マウスウォッシュ
- 細菌の繁殖を抑制し、清潔感を補完できる
使い慣れていない備え付け歯ブラシを使う分、他のケアアイテムで補うという考え方も良いでしょう。
持参する場合の正しい保管・持ち運び方法
歯ブラシ保管の大原則として、重要なのは、「乾燥・通気」 です。
湿った環境に歯ブラシを長時間置くと、雑菌が繁殖しやすくなります。
これは自宅での保管と旅行中も変わりません。
外出や旅行中に歯ブラシを持参する際に意識したい方法についても解説します。
湿った環境に歯ブラシを長時間置くと、雑菌が繁殖しやすくなります。
これは自宅での保管と旅行中も変わりません。
外出や旅行中に歯ブラシを持参する際に意識したい方法についても解説します。
収納前に十分乾燥させる
使用後すぐに収納するのではなく、できる限り乾燥させてから収納します。
チェックアウトの時間に余裕があれば、歯磨き後に立てかけておき、出発直前にケースに入れる習慣をつけると良いでしょう。
チェックアウトの時間に余裕があれば、歯磨き後に立てかけておき、出発直前にケースに入れる習慣をつけると良いでしょう。
通気口のあるケースを使う
市販されている歯ブラシ用トラベルケースには、通気のための小穴が設けられているものがあります。
収納したまま通気できる設計のものを選ぶと、密閉による湿気の問題を軽減できます。
収納したまま通気できる設計のものを選ぶと、密閉による湿気の問題を軽減できます。
ケース内での接触を避ける
歯ブラシの毛先が他のアイテム(歯磨き粉のチューブなど)に触れた状態で保管すると、雑菌が移りやすくなります。
できるだけ毛先が他のものに触れない状態で収納しましょう。
できるだけ毛先が他のものに触れない状態で収納しましょう。
必ずケースから出して乾燥させる
滞在中のホテルや旅行から帰宅したら、ケースから取り出して十分に乾燥させることも大切です。
旅行中の歯ブラシはケース内に長く入っていることが多いため、帰宅後の乾燥を意識してください。
旅行中の歯ブラシはケース内に長く入っていることが多いため、帰宅後の乾燥を意識してください。
よくある「間違った持ち運び方」
旅行中の歯ブラシ収納として、手軽さから以下の方法を試したことがある方もいるかもしれません。
- ポリ手袋に入れて口を縛る
- ジップロックに入れて密封する
しかし、これらは衛生的な観点からはおすすめできない方法です。
理由はシンプルで、密閉することで湿気が逃げず、雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうからです。
「清潔に持ち運ぶため」に密閉したつもりが、実は逆効果になっている可能性があります。
実際、携帯用に販売された歯ブラシに付属する専用ケースは、空気穴が開いており密閉されていないものが多いです。
理由はシンプルで、密閉することで湿気が逃げず、雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうからです。
「清潔に持ち運ぶため」に密閉したつもりが、実は逆効果になっている可能性があります。
実際、携帯用に販売された歯ブラシに付属する専用ケースは、空気穴が開いており密閉されていないものが多いです。
旅行が終わった後の歯ブラシは自宅用に
帰宅後に、旅行用に持参した歯ブラシはどうしているでしょうか。
先に述べた通り、旅行から帰ったら一度取り出してしっかり乾燥させるべきですが、乾燥させた後にトラベルセットの中にそのまま戻している方もいるでしょう。
先に述べた通り、旅行から帰ったら一度取り出してしっかり乾燥させるべきですが、乾燥させた後にトラベルセットの中にそのまま戻している方もいるでしょう。
しかし、しばらく旅行の予定がなく、長期間しまい込んだ後、次の旅行で再び使うというのは、衛生的におすすめできません。
そのまま自宅用として使用して、次の旅行では新しいものを購入するか、その時使用している歯ブラシを持参するようにしましょう。
そのまま自宅用として使用して、次の旅行では新しいものを購入するか、その時使用している歯ブラシを持参するようにしましょう。
まとめ
旅行中の歯ブラシ問題を整理すると、以下のようになります。
- 旅行の場合は、使い慣れた歯ブラシの持参を推奨
- むし歯や歯周病、矯正中などなら特に持参すべき
- 歯磨き粉やその他のケアグッズも持参を推奨
- 持参した歯ブラシは乾燥させてから通気性のあるケースに収納
- ポリ袋・チャック付きポリ袋などで密閉はNG
旅行中は生活リズムも変わり、ホテルに着いた時には疲労もあります。
歯磨きへの意識が散漫になりやすい場面でもあります。
旅行中も、口の健康を守るための習慣を大切にしましょう。
歯磨きへの意識が散漫になりやすい場面でもあります。
旅行中も、口の健康を守るための習慣を大切にしましょう。