歯医者の定期検診、行ってますか? むし歯や歯周病を予防し、健康な歯を保ちましょう【歯科医師監修】

歯医者の定期検診、行ってますか? むし歯や歯周病を予防し、健康な歯を保ちましょう【歯科医師監修】

歯医者の定期検診に行っている人と行かない人とでは、80歳になった時の歯の本数に差が出ると言われています。この記事では歯医者の定期検診の必要性やメリット、定期検診の内容を紹介します。健康な歯を保つためにも、歯医者の定期検診を受けましょう。

               

歯医者の定期検診の必要性

むし歯や歯周病の初期段階は自覚症状がなく、なかなか自分では気づきにくいものです。自覚症状が出た時には、既に進行しているケースも珍しくありません。歯医者で定期的に口内をチェックしてもらうと、自分では気づけないむし歯や歯周病を見つけることができます。セルフケアだけでは、どうしても歯垢を取りきることが難しく、歯石ができてしまう元となり、歯周病のリスクを高めてしまいます。
また虫歯や歯周病を早期に治療すると、状態が悪化してから治療を始めるよりもトータルの治療費負担額が少なく済みます。定期検診の費用は、内容や歯医者によって異なりますが、3,000円程度で済むところが多いです。3ヵ月に1回は定期検診を受けましょう。    

歯医者で定期検診を受けるメリット

歯医者で定期検診を受けると、むし歯や歯周病を早期発見できるだけでなく、生涯にかかる歯の治療費負担の軽減や健康な歯の維持、口臭予防などのメリットが得られます。これらのメリットについて解説します。    

1.生涯にかかる歯の治療費負担の軽減

定期検診を受けている人と受けていない人では、生涯の治療費総額が変わります。日本における生涯医療費の平均は2,700万円(※)ですが、歯科医療費は脳血管疾患などよりも高額です。定期検診を受け、口内トラブルを未然に防げば治療費が安く抑えられ、医療費を削減できるでしょう。医療費は年齢とともに上がっていきますが、定期検診を受けている人は、49歳以降の年間医療費が安くなるというデータもあります。
※厚生労働省「医療保険に関する基礎資料 生涯医療費 平成30年度」より

2.健康な歯の維持

厚生労働省と日本歯科医師会は、30年以上前から「8020(ハチマルニイマル)運動」を推進しています。これは「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という目的の運動です。80歳代まで20本以上の歯を保つためにも、定期検診が欠かせません。定期検診の受診率が80%を超える歯科先進国のスウェーデンでは、80歳代でも平均21本以上歯が残っていると言われています。一方、定期検診受診率が10%未満である日本の80歳代の平均現存歯数は13本です。
歯は1本失うだけでも、噛み合わせのバランスが崩れてしまいます。また、歯の喪失により、他にも咀嚼(そしゃく)や発音に支障が出たり、顎関節症(がくかんせつしょう)を引き起こしたりする恐れもあります。健康な歯を維持するために、定期検診は必要不可欠です。

3.口臭予防

定期検診では、専用の器具を使って歯垢(プラーク)や歯石を除去するクリーニングもしてもらえます。クリーニングで歯をツルツルに磨き上げてもらうことにより、汚れの付着防止になります。また歯垢や歯石を除去すると、むし歯や歯周病予防だけでなく、口臭予防にも有効です。

歯医者の定期検診で行うこと

歯医者の定期検診では、むし歯や歯周病、口内の病気の確認、ブラッシング指導やクリーニングが行われます。定期検診で行うことを詳しく解説します。

1.むし歯や歯周病の確認

むし歯は歯と歯の間など、自分では見えにくいところにもできやすいため、歯科衛生士や医師に専門器具で確認してもらうことが大切です。歯周病は歯ぐきの腫れ具合を見たり、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間にある溝)の深さを測定したりして、確かめます。歯周ポケットの深さが4~5㎜だと初期の歯周病、6㎜以上だと重度の歯周病と診断されます。

2.口内の病気の確認

口内や舌、口角、唇の粘膜にできる口内炎などの炎症は、口内やその周辺に原因がある場合と、何らかの疾患の全身症状のひとつである場合があります。また口腔粘膜の異常は口腔がんの可能性もあるため、定期検診では口内の病気もチェックしてもらいましょう。

3.レントゲン検査

むし歯の位置や大きさ、深さ、歯周病による骨への影響、顎関節の骨の状態などを確認するために、必要に応じてレントゲン検査を行う場合もあります

4.ブラッシング指導

歯垢を染め出して付着率を把握し、ブラッシング指導を受けることができます。歯垢をキレイに取り除くのは難しいものです。磨き残しが多い場所の磨き方や歯ブラシの当て方、フロスや歯間ブラシの使い方などを教わり、ホームケアに活かしてください。

5.クリーニング

きちんと歯磨きを行っていても、すべての汚れを落とせるわけではありません。特に歯垢が石灰化した状態の歯石は、歯磨きで落とすことが難しいです。検診時に歯のクリーニングも受けることで、むし歯や歯周病の予防をしましょう。

6.歯科相談

むし歯や歯周病のことはもちろん、顎の痛みや口内炎など、口内に関する悩みや気になることがあれば相談しましょう。

子どもの定期検診で行うこと

乳歯や生え変わったばかりの永久歯はむし歯になりやすく、またむし歯になると進行も早いのが特徴です。そのため歯が生え始める6ヵ月頃から、3ヵ月おきに定期検診を受けましょう。子どもの定期検診の内容を紹介します

1.むし歯の確認とフッ素塗布

乳歯は永久歯に比べて象牙質やエナメル質が薄いため、むし歯になりやすく、むし歯の進行も早いです。また生え変わったばかりの永久歯も未完成の状態なので酸に溶けやすく、むし歯になりやすいです。乳歯や生え変わったばかりの永久歯のむし歯予防には、フッ素を塗布してもらいましょう。フッ素は定期的な塗布が必要です。むし歯の早期発見のためにも、子どもの定期検診は3~4ヵ月のサイクルで行いましょう。

2.歯の生え方の確認

乳歯や永久歯が生える時期には、歯の生え方もチェックしてもらいましょう。特に永久歯に生え変わる時期は、乳歯が抜けないまま生えてきたり、歯肉炎が起きたりと、トラブルが多いものです。検診で異常が見つかれば、早く対処ができます。家でも子どもの口内をよく観察し、気になることがあれば歯医者に相談してくださいね。
子どもの永久歯のことを詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください。

歯医者の定期検診で唾液検査をするのもおすすめ

定期検診の際に、口内環境をチェックできる唾液検査も受けてみませんか?最後に、唾液検査シルハについてご紹介します。

歯医者の定期検診時に唾液検査も受けましょう

定期検診の時に唾液検査も行い、口内環境をチェックしましょう。唾液検査はシルハがおすすめです。シルハは口を水で10秒間すすぐだけなので、子どもも簡単に行えます。シルハはむし歯菌の活性度や、歯を溶かす酸の強さがわかる酸性度や酸に対する防御力の緩衝能、口内の炎症がわかる白血球、タンパク質の量、口内清潔度の指標となるアンモニアの6項目を測定します。自分や子どもの口内環境を把握して、むし歯予防に努めましょう。

シルハは全国で導入されています

シルハの唾液検査をしたい人は、こちらのクリニック検索からかかりつけの歯医者でシルハが導入されているかチェックしましょう。記載がない場合はかかりつけの歯医者に「シルハの唾液検査はできますか? 」と聞いてみてください。クリニック検索に記載がない医療機関でもシルハを導入している場合があります。

歯医者の定期検診を受けて、むし歯や歯周病を予防しましょう

定期検診を受けている人と受けていない人とでは、生涯の歯の治療費や、80歳になった時の歯の本数に差が生じます。また子どものむし歯予防のためにも定期検診は必要です。定期検診は子どもも大人も3ヵ月が理想です。
唾液検査で「むし歯になりやすい」と結果が出た人はとくに、3ヵ月おきに定期検診を受け、むし歯や歯周病予防に努めましょう。

監修歯科医師:本荘 真也 先生

本荘歯科クリニック院長。日本大学歯学部卒業後、浅賀歯科医院(埼玉県越谷市)副院長を経て2020年10月本荘歯科クリニックを開院。
30年以上の歴史を持つ本荘歯科医院のあとを引き継ぐかたちで開院した同クリニックでは、赤ちゃんからお年寄りまで生涯にわたって通えるクリニックを目指す。全国でもまだ導入例の少ない歯科用機器や歯科技術も取り入れた診療を鳥取市内で行っている。

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