ホワイトニング歯磨き粉おすすめ8選! 本当に白くなる?

ホワイトニング歯磨き粉おすすめ8選! 本当に白くなる?

(2023年3月31日公開)
「歯の黄ばみや汚れが気になるけれど、歯科医院でのホワイトニングまでは勇気が出ない…」そのような方も多いのではないでしょうか。このようなときに活用したいのがホワイトニング歯磨き粉です。この記事では、歯科医院での採用例や口コミ評価を参考に、おすすめのホワイトニング歯磨き粉を8点ご紹介します。ホワイトニング歯磨き粉の成分や効果、選ぶ際や使用する際の注意点、医院でのホワイトニングとの違いなども解説をしているので、ぜひご覧ください。

               

ホワイトニング歯磨き粉とは? 本当に白くなる?

ホワイトニング歯磨き粉は、歯の表面に付着した着色汚れ(ステイン)や歯垢を取り除き、歯を白く見せるための歯磨き粉です。医薬部外品として厚労省に認可された成分が入っており、特に以下の3つの薬効成分は一般的なホワイトニング歯磨き粉によく使用されます。
  • ハイドロキシアパタイト:歯の表面の汚れを落として歯の石灰化を助ける
  • ポリエチレングリコール(PEG):歯を着色させるステインやタバコのヤニなどを溶解する
  • ポリリン酸ナトリウム:歯の表面の汚れを落とすだけでなく、歯垢の歯石化を防ぐ効果と抗菌作用がある
その他に研磨剤(清掃剤)として以下の成分が含まれることもあります。
  • リン酸カルシウム
  • 酸化アルミニウム
  • 無水ケイ酸
このように、ホワイトニング効果のある成分やその作用はさまざまです。なお、ホワイトニング歯磨き粉は着色汚れを落とす効果がありますが、歯の元々の色をより白くするわけではありません。また、ホワイトニング歯磨き粉には研磨作用の強い研磨剤が入っているものがあります。、使い過ぎると歯の表面を傷めることがあるため、使用頻度や使用法には注意が必要です。

すぐに効果を実感したい、あるいは元の歯より白くしたいという場合は、歯科医院でのホワイトニング治療であれば施術したその日に効果を実感できます。ホワイトニング治療では、個人では利用できない種類や量のホワイトニング成分を使用することができます。その一つが過酸化水素です。過酸化水素によるホワイトニングには、歯の汚れや色素を分解して無色にする作用に加えて、エナメル質を変化させて歯を白くする効果もあります。

おすすめの市販ホワイトニング歯磨き粉8選

市販されているホワイトニング歯磨き粉の中から、インターネットのレビューで高評価を受けている、あるいは多くの歯科医院で紹介されている8つの製品をご紹介します。

コルゲート オプティックホワイト プラスシャイン

海外での代表的なホワイトニング歯磨きである「コルゲート オプティックホワイト プラスシャイン」は、世界で1番のシェアを持つCOLGATE-PALMOLIVE社(コルゲート社・アメリカ)の製品です。マイクロクリスタル粒子が汚れのすみずみまで取り除き、ツヤのある白く輝いた歯にすることにこだわっています。
ホワイトニングに有効な成分は、ピロリン酸カルシウムと含水ケイ酸の2つの研磨剤です。また、トリポリリン酸ナトリウムやピロリン酸四ナトリウムという成分には、着色汚れを浮かして取り除くうえに、歯をコーティングして汚れを付きにくくする効果もあります。さらにフッ素を配合しているため、むし歯予防にも効果的です。
なお、アメリカで使用されているコルゲート社の製品は過酸化水素が入っています。日本では、ホワイトニング剤への過酸化水素の利用は歯科医院での治療にのみ認められているので、日本向けの製品に過酸化水素は含まれていません。日本では、日本向けに独自開発された製品が販売されています。

ホワイトエッセンス クリストホワイト

「ホワイトエッセンス クリストホワイト」は、全国の歯科医院でホワイトニング、クリーニングなどのサービスを展開する「ホワイトエッセンス」が開発した製品です。研磨剤には、研磨効果が強すぎないナノゼオライトという微粒子が使われています。一般的に、研磨作用の強い歯磨き粉は電動歯ブラシには向いていませんが、この製品であれば電動歯ブラシでも気兼ねなく使用できます。
また、抗菌作用に優れたポリリン酸ナトリウムとナノプラチナの効果で、細菌の繁殖抑制と汚れ付着防止ができ、着色予防の点でもホワイトニング効果があります。フレーバーは爽快なプレミアムミント味で、口臭ケアにも効果が期待できます。

セッチマ はみがき スペシャル

高い清掃力を持つ「セッチマ はみがき スペシャル」は、ドイツ生まれのホワイトニングブランド「セッチマ」が開発した製品です。研磨剤にシリカを使用しており、タバコのヤニ・赤ワイン・コーヒーなどの強い着色汚れを除去するのに効果的です。
また、ポリエチレングリコールが含有されているので、沈着した色素を溶解する働きもあります。どちらも効果が強い成分なので、汚れをしっかりと除去したい方向けの製品です。ただし、研磨作用が強いために使用頻度には注意が必要です。週に2~3回程度の使用が推奨されています。

オーラツー プレミアム クレンジングペースト[プレミアムミント]

サンスターグループが販売する歯磨き粉「オーラツー」に、ホワイトニング成分であるシリカを高濃度に付加し、ステインケアに効果的とされるのが「オーラツー プレミアム クレンジングペースト」です。この製品は、研磨剤のシリカを高濃度で配合しているため頑固な着色汚れに効果があります。
さらに汚れの付着を抑え歯の本来の白さをキープするために使用されているのが、スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Naと呼ばれるステインコントロール成分です。
また、口臭対策として吸着剤を配合している点や、16種類の天然の香料を使用しており、爽やかな磨き心地が特徴です。ホワイトニング歯磨き粉としては研磨作用が強い部類の製品なので、毎日の使用は歯に負担をかけます。そのため、週に1回程度の使用が推奨されています。

アパガード プレミオ

修復型の歯磨きである「アパガード プレミオ」は、オーラルケア製品を中心に、健康飲料等も取り扱う日本のメーカー、サンギが開発した製品です。この製品は、ナノ粒子ハイドロキシアパタイト(mHAP)という成分が、高濃度で配合されています。また、歯と同じ成分によってエナメル質を整えることで、漂白や研磨をせずに歯が持つ本来の白さを引き出します。
mHAPの効果は、むし歯の原因となる歯垢をしっかり吸着して、取り除くことができます。また、歯の表面の細かな傷を修復することで、着色汚れを防いで歯を滑らかにする効果があります。美白とむし歯対策に効果的な歯の再石灰化を促す作用もあり、ミネラルが溶けてむし歯になりかけの状態の歯にミネラルを補給することで、むし歯を防いで丈夫で白い歯にします。
一方、ホワイトニング歯磨き粉に使用される研磨剤は入っていません。これにより歯に負担をかけずに黄ばみを取るという効果があります。歯をキレイにしたいけれども、歯に負担はかけたくないという方におすすめの製品です。

シュミテクト トゥルーホワイト

知覚過敏に対して効果的な「シュミテクト トゥルーホワイト」は英国系製薬企業が開発、販売し、海外では「Sensodyne」のブランド名で知られる歯磨きブランド「シュミテクト」の製品です。研磨剤無配合で、ポリリン酸ナトリウムによって着色汚れを落とします。そのため、ホワイトニングをしながらも、歯や歯ぐきへのダメージを抑えることが可能です。一般的に、研磨剤入りのホワイトニング歯磨き粉の場合は、研磨をしすぎると知覚過敏のエリアを刺激してしまうことがあります。この製品ではその心配がありません。
また、知覚過敏症状ケアのために硝酸カリウムが配合されており、歯がしみるのを防いでくれます。フッ素も含有しているため、むし歯の予防にも効果的です。日常的に歯を白く保ちつつ、歯の健康も同時に考えている場合にも活用できます。

ルシェロ歯みがきペースト ホワイト

歯へのダメージが少ない「ルシェロ歯みがきペースト ホワイト」は、歯科医療関連で世界中にシェアを持つ株式会社ジーシーが開発、販売する製品です。ペーストは弱アルカリ性で着色汚れが落としやすく、中性の歯磨き粉よりも除去力が1.5倍もあります。研磨剤は入っておらずまた、清掃剤として歯に対してダメージが少ないやわらかくきめ細かいLime粒子(炭酸カルシウムの粒子)を高濃度で配合しています。この炭酸カルシウム粒子るので、が歯に優しく黄ばみ除去の効果を発揮してくれます。これは口コミでも高い評価の高いを得ているポイントです。
また、タバコのヤニ汚れを溶かすポリエチレングリコール400(PEG)が含有されているため、頑固なヤニの汚れにも対応できます。さらにフッ素も高濃度で入っているので、再石灰化によるむし虫歯予防にも効果的です。

Lightee(ライティー) 美白ハミガキ PREMIUM

「Lightee(ライティー) 美白ハミガキ PREMIUM」は、歯の表面のミクロの傷にアプローチをして光沢のある白い歯を導くことがコンセプトの歯磨き粉です。無水ピロリン酸ナトリウムとポリリン酸ナトリウムがミクロの傷に残った着色汚れに浸透して、汚れを浮かせます。そこに光沢剤である酸化アルミニウムのパウダーが入ることで着色汚れを除去して、光沢のある歯に仕上げます。
その他にも着色汚れの付着を抑制する成分もプラスされ、さらにフッ素が再石灰化も促します。LSS(ラウロイルサルコシンナトリウム)という殺菌成分は口臭予防に効果的です。

ホワイトニング歯磨き粉おすすめ一覧

これまでご紹介したホワイトニング歯磨き粉の一覧です。
※価格等はAmazonの情報を参考としています。
※記事公開時点(2023年3月)時点での情報です。

コルゲート オプティックホワイト プラスシャイン

  • 価格:1,850円
  • 容量:100g
  • 販売:Colgate

ホワイトエッセンス クリストホワイト

  • 価格:2,178円
  • 容量:100g
  • 推奨頻度:毎日
  • 販売:ホワイトエッセンス

セッチマ はみがき スペシャル

  • 価格:633円
  • 容量:80g
  • 推奨頻度:週2~3回
  • 販売:サンスター

オーラツー プレミアム クレンジングペースト[プレミアムミント]

  • 価格:483円
  • 容量:17g
  • 推奨頻度:週1回
  • 販売:サンスター

アパガード プレミオ

  • 価格:1,628円
  • 容量:100g
  • 推奨頻度:週1回
  • 販売:株式会社サンギ

シュミテクト トゥルーホワイト

  • 価格:770円
  • 容量:90g
  • 推奨頻度:1日2~3回
  • 販売:グラクソ・スミスクライン

ルシェロ歯みがきペースト ホワイト

  • 価格:1,720円
  • 容量:100g
  • 推奨頻度:1日2~3回
  • 販売:株式会社ジーシー

Lightee(ライティー) 美白ハミガキ PREMIUM

  • 価格:1,360円
  • 容量:100g
  • 推奨頻度:1日2~3回
  • 販売:ライオン株式会社

そもそも歯が黄ばむ原因とは

歯が黄ばむ原因は、大きく分けて2つです。

加齢による歯の変色

歯の表面にあるエナメル質は徐々に摩耗していきます。エナメル質が薄くなり、中にある象牙質が露出してくることが黄ばみの原因の一つです。

食べ物や飲料、喫煙によるもの

赤ワイン、コーヒー、紅茶といった飲み物やカレーなどの食べ物は色素が強く、これも黄ばみの原因となります。喫煙による黄ばみはタールの付着によるものです。
加齢による黄ばみは象牙質の色が関係しているため、歯科医院でのホワイトニングを選ぶのが効果的です。
食べ物や飲料、喫煙による黄ばみには、ホワイトニング歯磨き粉が効果を発揮します。

ホワイトニング歯磨き粉の選び方と注意点

ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ際には、特に「有効成分の確認」と「研磨剤の有無の確認」の2つに注意しましょう。

有効成分の確認

ホワイトニングの有効成分は製品によって様々ですが、代表的なのがはじめにも述べたポリリン酸ナトリウムとハイドロキシアパタイトです。ポリリン酸ナトリウムは、汚れを取り除き歯の表面をコーティングしてくれます。歯垢が歯石化するのを防いだり、細菌の繁殖を抑制したりする効果もあります。ハイドロキシアパタイトは、ポリリン酸ナトリウムと同様に、歯の表面の汚れを取り除く効果tがあり、さらに歯の石灰化も助けてくれます。    
このように、有効成分の持つ効果はさまざまです。ホワイト二ング歯磨き粉を選ぶ際は、自分の悩みや欲しい効果を踏まえて、どのような有効成分が入っているかをまず確認しましょう。

研磨剤の有無の確認

続いて研磨剤の有無についてです。前述の通り、研磨剤が入っているタイプと研磨剤が入っていないタイプがあります。研磨剤入りの歯磨き粉はホワイトニング効果が高いですが、使用し続けると歯のエナメル質が削れてしまい、知覚過敏になってしまうことがあります。そのため、研磨力の強い製品の場合は、使う頻度に対して注意が必要です。

ホワイトニング歯磨き粉の正しい使い方

ホワイトニング歯磨き粉を正しく使うために、歯磨きの際には以下の点に気をつけましょう。
  • 磨くときは毛先を歯と歯茎の間に当てる
  • 磨く強さは歯ブラシが広がらない程度に優しく
  • なるべく小刻みに動かす
  • 一本一本丁寧に磨く
なお、奥歯の裏側や利き手側の犬歯は磨き残しが多いので、注意して磨いてください。
ホワイトニング歯磨き粉の含有成分は製品によってさまざまで、殺菌成分が少ない場合や研磨剤により推奨使用頻度が設定されている場合もあります。むし歯予防も考えると、一部例外的な製品もあるものの、普段使用するのは通常の歯磨き粉にして、ホワイトニング歯磨き粉は週に1~2回使うのがおすすめです。

ホワイトニング歯磨き粉の注意点

再三述べているとおり、ホワイトニング歯磨き粉は使いすぎるとかえって歯を痛める可能性があります。同時に気をつけたいのが、研磨剤で傷めないために、直接歯ぐきを磨かないようにする点です。
もし歯科医院に通っている場合は、担当の歯科医師や歯科衛生士に製品のことや使用方法を相談するのもよいでしょう。また、ホワイトニング歯磨き粉は、すぐに効果が出るものではなく、場合によっては効果がなかなか実感できないこともあります。その際は、歯科医院でホワイトニングを実施することも考えましょう。

まとめ

ホワイトニング歯磨き粉は、薬用成分と研磨剤によって歯を白くします。使用にあたっては成分を確認し、使いすぎに気をつけることが大切です。
また、確実にホワイトニングをしたい場合は、歯科医院で施術してもらいましょう。まずは近隣のクリニックを検索して、評判のよい歯科医院を探してみてください。

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