食べ過ぎ飲みすぎは太るだけじゃない!暴飲暴食は口臭や口内炎にもなりやすい

食べ過ぎ飲みすぎは太るだけじゃない!暴飲暴食は口臭や口内炎にもなりやすい

暴飲暴食による口内環境への影響とおすすめの食習慣について解説します。

               
食べすぎや飲みすぎ口臭や口内炎などの口内トラブルにつながる場合があります。口臭や口内炎を改善するためには、口内を清潔にするだけでなく、暴飲暴食を避け、栄養バランスの取れた食事も大切です。こちらの記事では、暴飲暴食が口内環境に与える影響とおすすめの食習慣、口内炎に効果的な栄養素や食材について紹介します。

食べ過ぎや飲みすぎが口内に与える悪影響とは?

暴飲暴食気味になると、内臓にトラブルが起きたり、アルコールや食べ物のニオイが口内に残ったりして、口臭を発する可能性があります。また栄養が偏ることで口内炎ができやすくなったり、口内が清潔に保たれていないことでも、口臭や口内炎の原因になったりすることもあります。まずは、暴飲暴食を原因とした口臭と口内炎について見ていきましょう。

飲食物により口臭が強くなる

口臭の原因の多くは、むし歯や歯周病、舌苔(ぜったい)など、口内にありますが、飲食物によって起こる口臭もあります。例えばニンニクやニラ、ネギなどニオイが強いものや、アルコール類を多く摂ると、それらのニオイが口内に残り、一時的に口臭が強くなることも。また微量ではあるものの、ニンニクなどに含まれるガスが、腸を介して肺などから排出されて口臭を発することもあります。

内臓トラブルで口臭が強くなる場合も

口内環境によるものに比べると限定的ですが、内臓のトラブルから来る口臭もあります。暴飲暴食を続けると、胃腸や肝臓などに影響を与え、体調のトラブルを招くことも。胃腸の働きが低下すると食べ物が胃腸の中に長時間とどまって異臭が発生したり、肝機能の低下により血液中にアンモニアが増え、肺へ運ばれ呼吸からニオイが出たりすると言われています。

口内炎ができやすくなる

口内炎ができるのは、睡眠や栄養不足、ストレス、細菌やウィルスによる感染など、さまざまな要因が関係していると言われています。暴飲暴食により栄養が偏ると、口内炎ができてしまうこともあります。また食べかすが口内に残ると細菌も増え、口内炎が悪化する場合があるので、口内環境を清潔に保つことが大切です。

暴飲暴食を防ぐ!健康的な食習慣のヒント

暴飲暴食をしないように、食習慣を見直すことで、口内環境の改善へつなげましょう。ここでは、暴飲暴食をしないための、おすすめの食習慣について紹介します。

規則正しく食事を摂る

暴飲暴食をしている人は、無意識のうちに食生活のサイクルが不規則になっている可能性があります。例えば朝食を抜いた場合、その反動で1回の食事量が多くなってしまうことも。また、唾液は口内をキレイにし、口臭を抑える働きもありますが、食事を抜くと唾液の分泌が抑えられるため、口臭が強くなると言われています。口臭を抑えるためにも、1日3回、規則正しく食事を摂ることが大切です。

早食いせずによく噛んで食べる

満腹を感じる食欲中枢は、食事後20分以上経過してからはたらくと言われています。そのため、早く食べる習慣が身に付いていると、必要以上に食べ過ぎてしまうのです。また食べるスピードが速いということは、食べ物をよく噛んでいない可能性もあります。噛むことで唾液の分泌が促進されるため、意識的に噛み応えのあるものを選ぶなどして、よく噛んで食べる習慣をつけましょう。

口臭や口内・腸内環境悪化を防ぐ!食事でできること

暴飲暴食によって、口臭が強くなったり、口内・腸内環境が悪化したりすることもあります。どうしても暴飲暴食をしてしまったときは、日々の食習慣を意識することで、これらの悪化を少しでも防ぎましょう。

こまめに水分補給をする

暴飲暴食により唾液の分泌が減ると口内が乾燥し、口臭が強くなります。そのため、1日当たり約1.2リットルを目安に、食事のとき以外にも、こまめに水分補給をするのがおすすめです。水分補給には、水やスポーツドリンクが適しています。スポーツドリンクには糖が含まれているものがあるので、糖質の摂りすぎには注意が必要です。コーヒーやお茶などカフェインが多いものは、唾液の分泌が抑制されるので、摂りすぎには注意しましょう。

口内・腸内環境を整える食材を摂る

腸内と同じように、口内にも善玉菌と悪玉菌、どちらにもなる日和見菌が存在していると言われています。それらの菌がバランスを保っているときは、口内も腸内も健康な状態です。口内と腸内の環境を整えるために、食物繊維を多く含むものや、発酵食品などの食材を摂ることをおすすめします。

食べ過ぎ・飲みすぎによる口臭や口内・腸内環境悪化を防ぐ食習慣

暴飲暴食などにより偏った食事を続けると、口内炎ができやすくなります。口内炎は粘膜にできやすいので、皮膚や粘膜の修復に効果がある栄養分の摂取が有効です。ここでは、口内炎に効果的な栄養素と食材を紹介します。    

ビタミンB2を含む食材

ビタミンB2は脂肪の代謝や免疫の維持に関係しており、皮膚や粘膜の炎症を抑えたり、保護したりするはたらきがあります。そのため、ビタミンB2が不足すると口内炎ができやすくなります。ビタミンB2は、卵・魚・乳製品などに多く含まれています。うなぎ・レバー・サバなどの青魚・牛乳・納豆などを積極的に摂取しましょう。

ビタミンCを含む食材

ビタミンCは出血を止めたり、免疫力を高めたりする働きがあります。熱に弱く酸化しやすい性質があることから、生のまま量を多めに摂るのがおすすめです。またビタミンCは体外へ排泄されるスピードが早いため、こまめに摂取する必要があります。ビタミンCを多く含む食材は、緑黄色野菜やオレンジなどの柑橘系、イチゴ、パイナップルなどの果物です。

ビタミンB6を含む食材

ビタミンB6は皮膚や粘膜を強化し、炎症を抑えたり、疲労を回復したりする働きがあります。腸内でも作られる栄養素のため通常は不足しにくいですが、口内炎や肌荒れがあるときに摂ると良いとされています。ビタミンB6が多く含まれる食材は、マグロやカツオ、赤ピーマン・キャベツなどです。

葉酸を多く含む食材

葉酸は細胞の合成や修復、赤血球の合成を促します。粘膜では新陳代謝が活発に行われているため、葉酸が不足すると、口内の皮膚にも影響が出やすいです。果物、特にアボガドや、モロヘイヤ、ホウレン草、枝豆などに含まれています。

なぜか食欲がおさまらない時の原因

つい食欲がおさまらず暴飲暴食してしまうということがあると思います。原因として、ストレスと睡眠不足が関係していることがあります。

食欲がおさまらない原因:ストレス

日常生活で嫌な事がありイラっとしたとき、ついお酒を飲み過ぎたり、いつも以上に食べてしまったりして暴飲暴食をしてしまった経験はないでしょうか。イライラを解消するために食べ過ぎてしまうのには理由があります。

ストレスを感じると、脳からドーパミンというホルモンが分泌されます。実は、このドーパミンが脳にある摂食中枢という神経に働き、食欲を増大させてしまいます。さらに、ストレスは、レプチンというホルモンの働きを鈍くするとも言われています。レプチンは満腹中枢という神経を刺激して食欲を抑える作用があるため、ストレスによりレプチンの働きが弱くなると、食欲のブレーキが利きづらくなります。

普段は食べないジャンクフードを食べたくなったり、イライラして食欲がおさまらなかったりしたときはストレスのサインかもしれません。

食欲がおさまらない原因:睡眠不足

「早く寝たいと思っていてもなぜか食欲が湧いてきて何か食べたくなる。」そのような経験はないでしょうか。実は、日頃の睡眠不足が食欲を増進させる原因の1つかもしれません。睡眠不足は、先述したレプチンという満腹中枢を刺激するホルモンの分泌を抑制します。しかも、食欲を増進するグレチンというホルモンの分泌も促進してしまいます。そのため、食欲の増進につながります。10時間睡眠をとった人よりも1日4時間を二日間続けただけでレプチンの分泌が抑制され、グレチンの分泌が促進した例もあるそうです。食べ過ぎを防ぐためには、忙しい中でもできるだけ睡眠時間をとるようにしましょう。

暴飲暴食を控えて食生活を見直し、口内環境を整えよう

口臭や口内炎などの困ったトラブルは、暴飲暴食によっても起こります。口内を清潔に保つための日々のオーラルケアに加えて、食事の仕方や水分補給にも気を配り、口内環境を正常に整えていきましょう。また唾液検査「シルハ」を受ければ、口内環境を客観的に把握でき、自分に合ったオーラルケアの方法や食習慣を知ることが可能です。ぜひ「シルハ」もチェックしてくださいね。

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