(2024年7月13日更新)
皆さんは、口のエチケットのために用いるグッズとして思い浮かべるものは一体何でしょうか?
歯ブラシはもちろんのこと、デンタルフロスや歯間ブラシなど、オーラルケアグッズにはたくさんの種類があります。その中でも手軽に使えるのがマウスウォッシュです。
マウスウォッシュといえば、口をすすぐだけで使用でき、価格もリーズナブルなことから、一度は使ったことがある方が多いのではないでしょうか?
今回はこのマウスウォッシュに注目して、オーラルケアのプロである歯科衛生士の皆さん、約100名にアンケート調査を実施。
実際にどのマウスウォッシュをオススメしているのか、いつ使ったら良いのかなどの、プロならではのリアルな声を集めてみました。
皆さんは、口のエチケットのために用いるグッズとして思い浮かべるものは一体何でしょうか?
歯ブラシはもちろんのこと、デンタルフロスや歯間ブラシなど、オーラルケアグッズにはたくさんの種類があります。その中でも手軽に使えるのがマウスウォッシュです。
マウスウォッシュといえば、口をすすぐだけで使用でき、価格もリーズナブルなことから、一度は使ったことがある方が多いのではないでしょうか?
今回はこのマウスウォッシュに注目して、オーラルケアのプロである歯科衛生士の皆さん、約100名にアンケート調査を実施。
実際にどのマウスウォッシュをオススメしているのか、いつ使ったら良いのかなどの、プロならではのリアルな声を集めてみました。
マウスウォッシュとは
マウスウォッシュとは、お口の中を清潔に保つために使われる液体の洗口液のことです。
通常、ブラッシングやフロス等で取りきれなかった残存物を取り除いたり、口臭や歯周病の原因となる細菌を殺菌したり、疾病予防にも効果的を発揮したりするといわれています。
用途や目的に合わせて多くの種類があり、ドラッグストアなどで簡単に購入できること、価格帯もリーズナブルなこと、使い方も簡単なことから、オーラルケアの一つとして多くの方から支持されているツールです。
通常、ブラッシングやフロス等で取りきれなかった残存物を取り除いたり、口臭や歯周病の原因となる細菌を殺菌したり、疾病予防にも効果的を発揮したりするといわれています。
用途や目的に合わせて多くの種類があり、ドラッグストアなどで簡単に購入できること、価格帯もリーズナブルなこと、使い方も簡単なことから、オーラルケアの一つとして多くの方から支持されているツールです。
マウスウォッシュを使うメリット
マウスウォッシュには、一般的に次のような効果が期待できます。
- 口臭予防
- 歯周病予防
- むし歯予防
- 口内の衛生状態の改善
- 爽快感・リフレッシュ効果
マウスウォッシュで口をすすぐことで、口内に残った食べカスや食べカスをエサに繁殖した菌を取り除くことができるので、結果として口臭を防ぐことができます。
また、マウスウォッシュに含まれる有効成分により、むし歯や歯周病の原因菌の殺菌効果も期待できます。フッ素入りのマウスウォッシュであれば、むし歯予防にも効果を発揮します。
他にもマウスウォッシュは、使った後の爽快感を期待することが多いのではないでしょうか?
外出先でのエチケットとしてオーラルケアをしたいとき、食後に歯磨きができないとき、少しリフレッシュをしたいときなど、口をすすぐだけでケアができることもマウスウォッシュの大きなメリットです。
また、マウスウォッシュに含まれる有効成分により、むし歯や歯周病の原因菌の殺菌効果も期待できます。フッ素入りのマウスウォッシュであれば、むし歯予防にも効果を発揮します。
他にもマウスウォッシュは、使った後の爽快感を期待することが多いのではないでしょうか?
外出先でのエチケットとしてオーラルケアをしたいとき、食後に歯磨きができないとき、少しリフレッシュをしたいときなど、口をすすぐだけでケアができることもマウスウォッシュの大きなメリットです。
マウスウォッシュはオーラルケアに必要? 歯科衛生士100名にアンケート
手軽にオーラルケアができるマウスウォッシュですが、そもそも専門家の皆さんは必要と思っているのでしょうか。
そこで、オーラルケアのプロフェッショナルである歯科衛生士107名にアンケート調査をおこない、率直なご意見を伺ってみました。
そこで、オーラルケアのプロフェッショナルである歯科衛生士107名にアンケート調査をおこない、率直なご意見を伺ってみました。
Q.マウスウォッシュはオーラルケアのために使った方がいいと思いますか?
調査の結果、「絶対使った方がいい」と回答いただいた方が24.3%、「(使わないよりも)使う方がいい」が39.3%となり、使った方がいいというご意見が、使わない方がいいというご意見を上回りました。
一方で、「(使わないより)使う方がいい」と「どちらともいえない」というご意見を合わせると68.3%であり、マウスウォッシュはオーラルケアに必須ではなく、必要に応じて取り入れていけばよい、との意見が多いということもわかります。
これは、歯ブラシやフロスのように直接的に歯垢を除去できるツールとは異なり、マウスウォッシュはあくまでもオーラルケアの補助的なツールとしての位置付けなのかもしれません。
一方で、「(使わないより)使う方がいい」と「どちらともいえない」というご意見を合わせると68.3%であり、マウスウォッシュはオーラルケアに必須ではなく、必要に応じて取り入れていけばよい、との意見が多いということもわかります。
これは、歯ブラシやフロスのように直接的に歯垢を除去できるツールとは異なり、マウスウォッシュはあくまでもオーラルケアの補助的なツールとしての位置付けなのかもしれません。
歯科衛生士さんの座談会を開催したところ、使わない方がいい理由には、次のようなものがありました。
- 使用頻度が多いと良い働きをする口内の常在菌も殺菌してしまうおそれがある。
- マウスウォッシュを使うことで安心すると歯磨きが疎かになってしまう。
歯科衛生士さんの座談会では、マウスウォッシュの成分やうがいの仕方について、歯科衛生士さんのオススメをご紹介しています。気になる方は、下記のリンクから読んでみてください。
Q.ご自身はマウスウォッシュを使っていますか?
実際にご自身がマウスウォッシュを使っているかも伺ったところ、歯科衛生士の皆さんでも使っていない方が33.6%でした。
この結果からも、マウスウォッシュが補助的なツールであることが伺えます。
この結果からも、マウスウォッシュが補助的なツールであることが伺えます。
マウスウォッシュはどんなタイミングで使うのがいい?
では、マウスウォッシュはどんなタイミングで使うのがオススメなのでしょうか?こちらも歯科衛生士の皆さんにお伺いしました。
ご意見が多かったのは、1位が「歯磨きの後」(50.5%)、2位が「就寝前」(37.4%)で、「歯磨きの前」(28.3%)や「口臭が気になったとき」(25.3%)が次に多い回答となりました。
特に就寝前にマウスウォッシュを行うと、朝起きた時の口の中のネバつきや口臭による不快感が軽減されるといわれています。
ご意見が多かったのは、1位が「歯磨きの後」(50.5%)、2位が「就寝前」(37.4%)で、「歯磨きの前」(28.3%)や「口臭が気になったとき」(25.3%)が次に多い回答となりました。
特に就寝前にマウスウォッシュを行うと、朝起きた時の口の中のネバつきや口臭による不快感が軽減されるといわれています。
それでは、実際に患者さんにマウスウォッシュをオススメすることはあるのでしょうか。オススメするならどのような目的での活用なのかと合わせて伺いました。
Q.マウスウォッシュの利用を患者さんに勧めることがありますか?/勧める目的は?
その結果、歯周病の予防・ケアを目的としオススメすることが48.6%と最も多い結果となりました。
歯周病は40歳以上の方の約半数にその兆候があるともいわれています。マウスウォッシュも活用することで、予防・ケア効果を高めることが期待されているのかもしれません。
歯周病は40歳以上の方の約半数にその兆候があるともいわれています。マウスウォッシュも活用することで、予防・ケア効果を高めることが期待されているのかもしれません。
用途別 オススメのマウスウォッシュ
実際に患者さんにオススメをしているマウスウォッシュを目的別に伺ってみました。
※お断り
本アンケート調査結果には、歯科専売品のマウスウォッシュが含まれます。
歯科専売品のマウスウォッシュについては歯科医院のアドバイスのもとでご使用ください。
※お断り
本アンケート調査結果には、歯科専売品のマウスウォッシュが含まれます。
歯科専売品のマウスウォッシュについては歯科医院のアドバイスのもとでご使用ください。
歯周病の予防・ケア
はじめに、歯周病の予防・ケア目的で歯科衛生士の皆様がオススメするマウスウォッシュです。
第1位は歯科専売品のコンクールFが圧倒的な支持数となりました。コンクールFには、歯周病菌を殺菌するグルコン酸クロルヘキシジンという成分が配合されています。薬効効果も高く、歯科医院にも必ず取り扱いがあるイメージですね。
第2位はアルコール配合タイプのリステリントータルケアがランクインしました。リステリンはドラッグストアなどで購入いただける手軽さと一般の方の知名度がある上、IPMP(イソプロピルメチルフェノール)という有効成分がお口の原因菌に対して浸透殺菌してくれます。こちらの製品は歯磨き粉の代わりに使う液体歯磨きになりますが、マウスウォッシュのような使い方をご案内されるケースも多いようです。
第1位は歯科専売品のコンクールFが圧倒的な支持数となりました。コンクールFには、歯周病菌を殺菌するグルコン酸クロルヘキシジンという成分が配合されています。薬効効果も高く、歯科医院にも必ず取り扱いがあるイメージですね。
第2位はアルコール配合タイプのリステリントータルケアがランクインしました。リステリンはドラッグストアなどで購入いただける手軽さと一般の方の知名度がある上、IPMP(イソプロピルメチルフェノール)という有効成分がお口の原因菌に対して浸透殺菌してくれます。こちらの製品は歯磨き粉の代わりに使う液体歯磨きになりますが、マウスウォッシュのような使い方をご案内されるケースも多いようです。
口臭の予防・ケア
むし歯の予防・ケア
口臭やむし歯の予防・ケア目的でも歯周病の場合と似たような傾向があり、1位はコンクールFが獲得。歯科衛生士の方からの圧倒的な指示を得ています。
まとめ マウスウォッシュはオーラルケアの補助ツールとして活用
今回のアンケートで、オーラルケアのプロである歯科衛生士の皆さんもマウスウォッシュの活用をオススメしている人が多く、どんなタイミングで活用するのがいいかも見えてきました。
一番大切なのは、オーラルケアの一つではあるが、必須ではないということですね。歯磨きやフロスなどのケアと合わせて利用するか、歯磨き後のプラスケアとして使用したり、歯磨きなどができない場合の補助ツールとして活用が良いようです。
歯科衛生士の方がオススメするマウスウォッシュもわかりました。
次回、実際に3名の歯科衛生士の方にアンケート調査でオススメしていたマウスウォッシュを使い比べていただき、その特徴を解説していただいた模様をリポートします。
一番大切なのは、オーラルケアの一つではあるが、必須ではないということですね。歯磨きやフロスなどのケアと合わせて利用するか、歯磨き後のプラスケアとして使用したり、歯磨きなどができない場合の補助ツールとして活用が良いようです。
歯科衛生士の方がオススメするマウスウォッシュもわかりました。
次回、実際に3名の歯科衛生士の方にアンケート調査でオススメしていたマウスウォッシュを使い比べていただき、その特徴を解説していただいた模様をリポートします。