マウスウォッシュの効能や正しい使用方法。選び方のポイントもご紹介

マウスウォッシュの効能や正しい使用方法。選び方のポイントもご紹介

(2023年12月1日更新)
自分の口臭が気になる人もいるのではないでしょうか。口臭対策に効果的なのが、マウスウォッシュの使用です。マウスウォッシュは、歯磨きの仕上げとして使用され、歯周病やむし歯、口臭の原因菌となる口内の細菌を殺菌・消毒する効果があります。しかし、間違った使い方をすると、効果が得られなかったり、逆に口腔内環境を悪化させたりすることもあります。マウスウォッシュの効果を最大限に引き出すための、正しい使い方をご紹介します。

               

マウスウォッシュの目的

マウスウォッシュは、使う目的によって含まれる成分がそれぞれ異なります。自分に合ったものを選ぶためにも、まずは、マウスウォッシュを使う目的と、それぞれの特徴について見ていきましょう。

目的①口臭予防

爽快感があるものや、良い香りがするマウスウォッシュを使用することで、口臭対策ができます。口臭予防用のものは、外出時にも携帯しやすい小さいサイズが多いです。なお、マウスウォッシュは、口臭予防のみを目的とした成分配合の「化粧品」と、むし歯予防や歯周病予防など口臭予防以外の特定の目的にも応じた成分が配合されている「医薬部外品」の2つに分類されています。どちらを利用する際も、歯磨き後、口内環境が整った状態のときに使用するのがおすすめです。
口臭予防の方法はこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

目的②むし歯予防

むし歯を予防したい場合は、むし歯菌の繁殖を抑える成分や、歯垢が付きにくい成分が配合されているものを選びましょう。むし歯予防のマウスウォッシュは、ブラッシングで落ちなかった汚れを洗浄する効果に期待ができます。しかし、既にできているむし歯などを治す効果はありません。

目的③歯周病予防

歯周病予防用のマウスウォッシュは、歯垢を付きにくくし、口内環境を整える働きがあります。むし歯予防と歯周病予防の両方の効果に期待できるものが多いです。雑菌の繁殖を抑えるので、口臭予防にも役立ちます。
歯周病予防について、マウスウォッシュ以外にも予防のポイントがあります。ぜひこちらの記事を参考にしてください。

マウスウォッシュの選び方のポイント

マウスウォッシュは、期待できる効果や含まれる成分の表示などを見て、選ぶことをおすすめします。また、使用時の爽快感や、一定の刺激などがあるかも要チェックです。ここでは、マウスウォッシュを選ぶときのポイントを見ていきましょう。  

効果表示や配合成分を見て選ぶ

口臭予防やむし歯・歯周病予防など、期待したい効果に応じた成分が配合されているかも、チェックポイントとして選びましょう。例えば、殺菌成分には、CPC(塩化セチルピリジウム)やBTC(塩化ベンゼトニウム)などがあり、「第3類医薬品」「薬用/医薬部外品」などと表記されています。
また、付着汚れに効果的な成分は、無水ピロリン酸ナトリウムやエリトリトール、出血を抑える成分として、トラネキサム酸などが配合されています。

アルコールの有無と刺激の強さで選ぶ

アルコールタイプかノンアルコールタイプかを確認し、刺激の強さで選ぶのも1つの方法です。アルコール入りのものは、爽快感がありピリピリとした刺激があります。子どもや妊婦、アルコール過敏症の人は、刺激が低いノンアルコールのものがおすすめです。アルコールの代わりに、香り付けがされているものも多く見られます。

好みの香りで選ぶ

マウスウォッシュ選びは、自分が気持ち良く使えることもポイントです。ミント系の香りのものが多いですが、中にはアップルやピーチなどフルーツ系のものもあります。「爽やかな清涼感のある香味」など、いろいろな香りの説明があるので、表示をチェックしてみてくださいね

マウスウォッシュの効果的な使い方

たとえマウスウォッシュを使用したとしても、正しい使い方をしないとその効果も薄れてしまいます。ここでは、マウスウォッシュの効果的な使い方について見ていきましょう。

歯垢や舌苔を除去してから使う

歯垢や舌苔(ぜったい)には、多くの菌が繁殖しているため、それらを取り除いてから殺菌作用のあるマウスウォッシュを使うことで、より効果が期待できます。歯垢や汚れは、歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスを、舌苔は専用の舌苔ブラシを使って除去しましょう。タイミングとしては、食後や就寝前に使用するのがおすすめです。

マウスウォッシュ使用後の飲食や口のゆすぎを控える

マウスウォッシュの使用後は、口をゆすがずに有効成分を口内に留めておくことで、効果を持続させましょう。マウスウォッシュ使用後に飲食すると、食べ物のカスなどにより再び菌が増える環境に戻ることから、効果が薄れてしまいます。そのため、30分程度は口に何も含まないことが望ましいです。  

1日2〜3回を目安に使う

マウスウォッシュの使用回数や使用量にも注意が必要です。口内には口内環境を整える常在菌も存在するため、使いすぎるとそれらの常在菌も殺菌してしまう可能性があります。表示された使用量を確認しつつ、1日2〜3回を目安にして使うと良いでしょう。  

唾液検査「シルハ」で口内環境をチェック

マウスウォッシュは口臭対策やむし歯・歯周病予防などに効果的ですが、自分の口内環境を知ることで口臭だけでなく、むし歯、歯周病などの予防につなげられます。 唾液検査シルハでは、口内環境にかかわる項目がチェック可能。 最後に、唾液検査シルハについて紹介します。

唾液検査シルハでチェックできる項目とは

唾液検査シルハでは、 歯の健康(むし歯菌・酸性度・緩衝能)、歯ぐきの健康(白血球・タンパク質)、口腔清潔度(アンモニア)の項目が数値化され、自分の口内環境を客観的に知ることができます。口臭の主な原因とされるのが、口内の細菌が作るアンモニアなどのガスです。細菌が多く繁殖すると、アンモニアも多くなる傾向があるため、唾液に含まれるアンモニアの数値を知ることで、口臭などに与える影響も分かります。

唾液検査シルハの検査方法とは

シルハは、水で10秒間口をすすぐだけの、簡単にできる検査です。採取した唾液を含む水を特別な試薬に浸け、専用の機械で読み取ります。得られた数値から、歯科医師によるケアのアドバイスを受けることが可能です。シルハを導入している医療機関で検査を受けて、自分の口内環境のケアにお役立てください。

マウスウォッシュを効果的に使い、清潔な口内環境に

目的に合ったマウスウォッシュを効果的に使うことで、口臭対策や口内環境の改善が期待できます。また、唾液検査シルハで口内環境をチェックし、口臭やむし歯などの予防につなげるのもおすすめです。マウスウォッシュの効果的な使い方やシルハの唾液検査で、清潔な口内環境の維持に役立ててくださいね。

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