ドラッグストアやコンビニで買える口臭ケアアイテム 原因別におすすめのタイプを紹介 !

ドラッグストアやコンビニで買える口臭ケアアイテム 原因別におすすめのタイプを紹介 !

(2023年9月21日更新)
何気ないときにふと、自分の口臭を感じた経験はありませんか?
自宅であれば手軽にニオイケアができますが、外出先ではなかなか難しいですよね。ニオイが気になる食べ物を食べた後に人と会う用事があったり、口臭が気になったりしたとき、どのように対策をすればよいでしょうか。コンビニやドラッグストアなどにはさまざまな口臭対策アイテムが販売されていますが、どのアイテムを使えばよいか悩むこともあると思います。
そこで今回は、口臭の原因別に、外出先で使えるおすすめの口臭対策アイテムをご紹介します。

               

10人に1人が口臭を気にしている

自分の口臭は自分ではなかなか気づきにくいものです。これは、自分のニオイは日頃から嗅いでいるので、嗅覚が慣れてしまい自分のニオイを感じにくくなるからです。一方で、全国の一般の方を対象とした厚生労働省の歯科疾患実態調査によると、全体の約10%の方が口臭を気にしており、30代以上でその頻度が多くなる傾向にありました。
参考:平成28年度 歯科疾患実態調査結果の概要

口臭の種類・原因

口臭と一言でいっても、その種類や原因はさまざまで、種類に合った対策をしなければ効果がありません。まずは口臭の種類と原因について確認していきましょう。

生理的口臭(起きてすぐ・空腹時・緊張時など)

生理的口臭とは、身体の機能の関係上、誰にでも起こり得るニオイのことです。次のような種類があります。


  • 起床時口臭…起きてすぐに起きる
  • 飢餓口臭…空腹時に起きる
  • 緊張時口臭…緊張したときに起きる

上記は、いずれも唾液の分泌が少ないために細菌が増殖し、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物が多量に生産されるためです。

また、口を開けて寝たり水分が不足していたりして口の中が乾燥している場合も、同じメカニズムで口臭が起こります。

飲食物や嗜好品による口臭

次のような飲食物や嗜好品は、口臭の原因になります。


  • ネギ
  • ニラ
  • ニンニク
  • 乳製品や卵
  • 納豆
  • アブラナ科の野菜
    (小松菜・キャベツ・ブロッコリー等)
  • お酒
  • タバコ

これらが原因の口臭は一時的なものであり、時間経過とともに改善します。

ただし、すぐには消えないため、これらの食品を使った料理を口にしたり、飲酒や喫煙をした後に人と会う場合は、ニオイを抑えるケアをすることが必要です。

口の汚れによる口臭

口の中に歯垢や歯石、舌苔(ぜったい)が多かったり、食べカスが歯にたくさん詰まっていたりする場合も口臭が発生します。歯垢や歯石、舌苔の中に棲息している細菌が食べカスに含まれるタンパク質を分解して、ニオイ成分を発生させます。

このような口臭は、日々の歯磨きや歯科医院で受ける歯のクリーニングなどで歯垢や歯石、舌苔を除去すれば改善が期待できます。

病気による口臭

次のような病気が原因で口臭が発生することがあります。


  • 鼻や喉の病気
  • 呼吸器系の病気
  • 消化器系の病気
  • 糖尿病
  • 肝臓の病気

上記の病気が原因の場合は、原因の病気を治療することで口臭の改善が期待できます。

思い込みによる口臭

実は口臭がひどいと思い込むことで、本当にニオイがしているように感じる場合があります。また、口臭で人を不快にしていないか不安になることで緊張し、その結果口の中が乾燥して細菌が増え、本当に口臭が発生する場合もあります。

【生理的口臭編】原因別のおすすめ口臭ケア

口臭の原因別対策には、「原因を解消する方法」と「口臭を消したり他の香りで隠したりする方法」があります。生理的口臭は結果として口の中の細菌が増殖しているため、汚れを十分に取り除いて細菌を減らすことがポイントです。

できれば歯磨きをして汚れを取り除くことが望ましいです。難しい場合は、次の口臭ケアアイテムを試してみてください。

マウスウォッシュ

マウスウォッシュは、汚れを洗い流すだけではなく殺菌成分が口臭の原因となる細菌の繁殖を抑えてくれるアイテムです。また、マウスウォッシュの香りが口臭を隠してくれるため、マルチな効果が期待できます。ただし、汚れを落とす効果は歯磨きと比べて低いため、できれば他の方法も併用したいところです。

ミニボトルやスティックタイプ、ポーションタイプなど、持ち歩きに便利な形のものも販売されています。    

歯科衛生士オススメ!コンビニやドラッグストアでも買えるマウスウォッシュ

口臭予防によいマウスウォッシュとして歯科衛生士の方がオススメするマウスウォッシュの1つが、リステリンです。
リステリンは、爽快感や持続性が高いところがおすすめだそうです。コンビニやドラッグストアでも簡単に購入できる手軽さもおすすめするポイントです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

口臭スプレー

口臭スプレーは、殺菌成分配合の液体を口の中にスプレーすることで、細菌の繁殖を抑えて口臭を改善するアイテムです。マウスウォッシュのように口の中を洗浄できないため、高い効果は期待できません。

お水

水を飲むことでも口臭対策になります。

水を飲むことで口の乾燥を防いだり、細菌や食べカスを洗い流したりできるためです。また、細菌の活動を抑える唾液をしっかり分泌させるためにも、十分な水分摂取が必要です。
塩分が濃いもの、辛いもの、喉が渇きやすいものを食べる場合は、しっかり水分を取ることを意識するようにしましょう。

【飲食・嗜好品編】原因別のおすすめ口臭ケア

飲食・嗜好品による口臭には、サプリメントが有効です。胃の中からニオイが上がってきて口臭になるため、ニオイを抑える成分や他の香りが含まれたサプリメントを飲むことで改善が期待できます。また、口の中にもニオイがつくため、タブレットやガムも併用するとよいでしょう。ただし、食事由来の口臭の改善には時間経過が必要であり、これらのケアだけで完全に消えることはありません。

それでは、飲食・嗜好品による口臭におすすめのアイテムを紹介します。

噛むタイプのタブレットやガム

タブレットやガムは、含んでいる香りで口臭を隠してくれます。また、噛むタイプの製品は、よく噛むことで唾液の分泌を促すため、細菌や汚れを洗い流す効果も期待できます。さらに、噛むことにはリラックス効果もあるため、緊張による口臭も改善するでしょう。

サプリメント

清涼感のある香りが含まれるサプリメントを飲むことで、胃腸からくる口臭を軽減することができます。ただし、効果が現れるのはサプリメントが胃で消化されてからのため、即効性は期待できません。サプリメントによって香りが異なるため、好みのものを探してみましょう。

水・緑茶・牛乳

水や緑茶、牛乳などを飲むことでも口臭の改善が期待できます。



  • 口の中の細菌や食べカスを洗い流す
  • 緑茶
    カテキンがニオイ成分を変化させて消臭したりニオイの原因菌を殺菌したりする
  • 牛乳
    カゼインというタンパク質がニンニクのニオイ成分と反応してニオイを抑制する

なお、緑茶はカフェインも含んでおり、大量に飲むと利尿作用が働き、水分不足につながるおそれもあります。緑茶だけで対策をせず他の方法も組み合わせるようにしましょう。

【口の汚れ編】原因別のおすすめ口臭ケア

口の中に食べカスが溜まっていると、細菌が食べカスのなかのタンパク質を分解し、口臭の原因となる成分を発生させます。また、食べカスをそのままにしておくと細菌が多く繁殖して歯垢となってしまい、口臭も強くなります。そのため、なるべく早く食べカスを取り除くことが口臭ケアのポイントです。
   
次のアイテムを用いて、口の中をきれいにしましょう。

歯ブラシ

マウスウォッシュや水、唾液などで口の中を洗い流すだけでは、食べカスや歯垢はキレイに取り除けません。これらの汚れは歯ブラシを使って丁寧に落とす必要があります。

下記のポイントを押さえてケアしましょう。


  • 力加減
    毛先が広がらない程度の力加減にする
  • 磨き方
    細かく動かして1本ずつ丁寧に磨く
  • 毛の硬さ
    歯ぐきが健康な場合は「ふつう」、ダメージがある場合は「やわらかめ」を選ぶ

歯の磨き方について詳しくはこちらの記事もご参照ください。

フロス・歯間ブラシ

歯と歯の間や歯ぐきの間に詰まった食べカス、歯垢は歯ブラシでも落としきれません。これらはフロスや歯間ブラシを使うことをおすすめします。特に、歯と歯や歯ぐきとの間に隙間があると感じている方は、毎食後にもケアをした方が口臭を防げます。

舌ブラシ

舌に付着した舌苔は細菌の集合体のため、放置すると口臭の原因になります。舌苔のケアは歯ブラシでもできますが、舌はデリケートで傷つきやすいため専用の舌ブラシを使うことがおすすめです。舌ブラシを用いても強くこすれば舌が傷つくため、適度な力加減でケアをしましょう。

歯磨きシート・舌磨きシート

歯磨きシートや舌磨きシートは、指に巻き付けて歯や舌を拭うことで口内に付着した汚れを取り除くことができるウェットシートです。歯ブラシや舌ブラシまで持ち歩くのは避けたい方や、歯磨きや舌磨きをする場所や時間を取ることが難しい方におすすめです。香りがついているものを使うと、汚れを取り除きつつ口臭のニオイを隠すことができます。携帯しやすい小包装タイプの製品も数多くあるため、カバンのなかに入れておくとよいでしょう。    

病気が疑われる口臭は医療機関に相談しましょう

口臭は、呼吸器系の病気や糖尿病など、病的な原因が背景にある場合もあります。生理的な要因や食べカス・口の汚れに心当たりがなかったり、他に何らかの症状があり病気が疑われたりする場合は、それぞれに対応した診療科を受診しましょう。
口臭の原因が不明なら、かかりつけの歯科医院にに相談してみましょう。

口臭と関連がある代表的な病気については以下のとおりです。

糖尿病

血液中の血糖が高い状態になると、体は水分を使って薄めようとします。このため、口が渇いて口臭が発生しやすくなります。また、糖尿病になると歯周病を合併しやすくなります。歯周病も口臭の原因となるため、口の渇きと合わせて口臭の元となります。糖尿病は、自覚症状に乏しい病気です。定期的に健康診断を受けると共に、心配な方は内科や内分泌科で診てもらいましょう。

副鼻腔炎

細菌などに感染したことが原因で、鼻の奥にある副鼻腔に炎症が起きると、鼻水が大量に溜まります。この鼻水が喉の方に流れていくことで口臭の原因となります。副鼻腔炎は耳鼻咽喉科で治療をしてもらえます。鼻水や痰が大量に出たり、鼻詰まりがあったりする場合には、耳鼻咽喉科に相談してみましょう。

肝機能の低下

肝臓には、体内になる毒素を解毒・分解したり、食べ物の消化を助ける胆汁を作ったり、栄養を貯蔵したりする役割があります。肝臓が解毒をする成分の一つにアンモニアがあります。肝機能が低下するとアンモニアの処理能力が下がってしまい、血中や口内にアンモニアが多くなります。アンモニアはニオイ成分の一つなため、肝機能が下がると口臭の原因にもなります。肝機能の低下も、糖尿病と同様に自覚症状が乏しいため、健康診断を定期的に受けて、早めに徴候を捉えることが大事です。
上記の他にも、シェーグレン症候群のように口の渇きが起きる病態でも、口臭が発生する場合があります。

歯や舌などの口内の汚れや、むし歯や歯周病などが原因の口臭は、歯科医院で適切なケアを受けることで解消できます。歯科医院によっては口臭外来を設けており、さらに詳しいアドバイスや専門的な治療を受けられる場合もあります。また、定期的に歯科医院に通い、歯のクリーニングやフッ素塗布などを受けることで、健康な口内環境を保つことができます。

さらに、ブラッシング指導により正しい歯磨きの仕方を身に付ければ、毎日のセルフケアでも汚れをキレイに落とせるようになるため、口臭を予防することにもつながるでしょう。

まずは唾液検査で口内のタイプをチェック

口内環境は目に見えないうえに個人差があるため、原因がわからなくて不安に感じる方が多いのではないでしょうか。そのような方には、唾液検査で口内のタイプをチェックすることをおすすめします。現状を知ることで安心ができたり、自分に必要なケアがわかったりします。
シルハ(SillHa)は、水で口をすすぐだけで口内環境に関係する6項目をチェックできる唾液検査です。全国の歯科医院で体験をすることができます。歯科医院での定期検診の際に合わせて体験をしていただき、口臭予防に役立ててください。

シルハが体験できる歯科医院は下記リンクから検索できます。

まとめ 口臭原因に合わせてアイテムを選ぼう

口臭は原因に合った方法でケアすることがポイントです。ガムやサプリメント、歯磨き・舌磨きシートなど、原因に合ったアイテムを活用して口臭を抑えましょう。また、口臭の原因の多くは口内環境の不良にあります。日々のオーラルケアをしっかりおこなうと共に、定期的な歯科検診や唾液検査で、自分の口内のタイプに合ったケアをしていきましょう。

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