コンビニで簡単・即効! 口臭ケアに使える商品や飲食物の最新トレンドまとめ

コンビニで簡単・即効! 口臭ケアに使える商品や飲食物の最新トレンドまとめ

コンビニで買える最新の口臭ケアアイテムや食品を、タイプ別・シーン別に詳しくご紹介します。

               
ふとした瞬間に気になる「口臭」。大事な場面で不安になった経験はありませんか? この記事では、コンビニで買える口臭ケアアイテムや、その場で使える即効性のある飲食物をご紹介します。さらに、シチュエーション別の対策や、やりがちなNG行動も解説。今日からすぐ実践できるケア方法をわかりやすくまとめました。

口臭は誰にも身近な悩み

日本人の9割が口臭を気にしている

口臭は、誰にとっても身近な悩みの1つです。

全国の20〜60代の男女4,700人を対象に実施された「口臭白書2019」の調査では、「自分の息が気になったことがある」方が90.6 %にのぼることが明らかになりました。つまり、10人中9人が「もしかしてニオっているかも……」という不安を一度は抱いたことがあるということになります。

また、周囲の口臭が気になった場面として最も多かったのは「仕事の打ち合わせ」(69.6 %)。
さらに、デート中に相手の口臭が気になった経験がある方は、女性で45.7 %、男性で32.5 %という結果も出ています。

口臭対策にかける平均コストは月600円程度。歯磨き粉や歯ブラシに加え、舌ケア用品・マウスウォッシュ・ガムなど、複数のケアアイテムを使い分けながら対策している方が多いことがわかります。

歯磨きできない外出先での口臭対策

自宅では歯磨きやフロスなどの基本ケアができますが、外出先ではそうもいきません。そんなときに役立つのが、ミントタブレットやマウススプレーなどの持ち運びに便利な口臭ケアアイテムです。

株式会社mitorizが2025年に実施した調査(平均年齢48歳、1,017人)によると、こうしたグッズの利用率は37.7 %。コンビニやドラッグストアで手軽に購入できることもあり、外出用の口臭対策として定番化していることがわかります。

口臭のタイプは1つではない

一口に「口臭」といっても、原因は1つではありません。朝起きたときや空腹時に起こる「生理的口臭」、むし歯・歯周病・胃腸トラブルなどが背景にある「病的口臭」、ストレスや不安から生じる「心理的口臭」、そしてにんにく料理やアルコールなどの飲食物が原因で一時的に強くなる「外因的口臭」など、タイプはさまざまです。まずは、自分の口臭がどのタイプなのかを知ることが、適切な対策を選ぶための第一歩となります。

コンビニで手に入る口臭ケア製品のタイプと特徴

コンビニには、ガムやミントタブレットをはじめ、マウスウォッシュやスプレーなど、口臭ケアに役立つアイテムが数多くそろっています。製品によって即効性や持続力が異なるため、自分の口臭タイプや使用シーンに合わせて選ぶことが大切です。また、1つのアイテムだけに頼るのではなく、複数を組み合わせることでより効果的なケアにつながります。

口内が原因の口臭におすすめのアイテム

起床時・空腹時・緊張時など唾液分泌が一時的に減ったときや、にんにく・アルコール・コーヒーなどの飲食後は、口の中にニオイ成分や汚れが残ることで口臭が強くなりがちです。こうした「口内が原因」の口臭には、手軽に使えるコンビニアイテムが役立ちます。

ミントタブレット

口の中でサッと溶けて清涼感を与え、すぐに息をリフレッシュしたい場面に便利です。ただし、あくまでニオイを一時的にカバーするアイテムなので、歯みがきやうがいなどの基本的なケアと組み合わせて使いましょう。

ガム

噛むことで唾液の分泌を促し、ニオイ成分を薄めたり洗い流したりする効果が期待できます。口臭ケア成分を配合した専用ガムを選ぶのも一案です。
ただし、長時間噛み続けると顎に負担がかかる場合があるため、適度な時間でやめるようにしましょう。

マウススプレー

シュッとひと吹きするだけで口内をすばやくリフレッシュでき、ポーチやポケットに入れて持ち運びやすいのが魅力です。
効果の持続時間はそれほど長くないことが多いため、人と会う直前や会話の前など、「ここぞ」というタイミングでこまめに使うのがおすすめです。

口臭ケアキャンディ・のど飴

口の中にとどまる時間が比較的長く、ニオイをカバーしやすいのが特長です。ミント系やハーブ系、緑茶成分配合など、消臭をうたった製品もあります。
一方で、糖分の多いものはむし歯リスクを高める可能性があるため、成分表示を確認し、キシリトール配合など歯にやさしいタイプを選ぶと安心です。

使い切りタイプのマウスウォッシュ

一回分ずつ小分けになったマウスウォッシュや、うがい薬を使えば、口の中に残った食べカスやニオイ成分をまとめて洗い流せます。
にんにく料理やアルコールを摂ったあとなど、「口の中を一度リセットしたい」ときに便利です。アルコールが強いタイプは刺激を感じることもあるため、苦手な方は低刺激タイプを選びましょう。

歯磨きシート

一部のコンビニには、歯磨きシートが置かれていることもあります。口内のネバつきや食べカスが気になるとき、歯みがきができない状況での応急処置として役立ちます。

胃腸由来の口臭にオススメのアイテム

消化不良や内臓の不調が原因となる口臭は、口内ケアだけでは改善しにくく、内側からのアプローチも重要です。

口臭対策タブレット

メントール・クロロフィル・緑茶抽出物など、消臭成分を含んだタブレットは、口の中だけでなく胃まで届くタイプもあり、内側から息をリフレッシュします。

乳酸菌配合サプリ

腸内環境を整えることで、口内フローラにも良い影響を与え、口臭の原因である細菌の増殖を防ぎます。効果を実感するには継続して摂取することが前提となるため、即効性のあるアイテムとの併用がおすすめです。

消臭機能付きマスク

消臭フィルターや銀イオン加工などが施されたマスクは、外に漏れるニオイを軽減しつつ口臭の原因となる細菌の増殖を抑える効果も期待できます。ただし、根本的な改善にはならないため、補助的な対策として活用しましょう。

心理的口臭におすすめのアイテム

実際にはニオイがないのに「ニオっている気がする」と不安になるケースでは、自分の口臭を客観的に確認することが安心感につながります。

ブレスチェッカー

息を吹きかけるだけで口臭レベルを数値化できるブレスチェッカー(口臭測定器)は、「実際にニオっているのかどうか」を客観的に確認できる便利なアイテムです。セルフチェックすることで、無用なストレスを減らす助けになります。

口腔ケアグッズの携帯(歯ブラシ・ミニ歯みがきセットなど)

携帯用歯ブラシセットやミニサイズの歯みがき粉も販売されています。「気になったらすぐに磨ける」という環境を整えておくことで、不安感そのものを和らげるというのも方法の1つです。

新発売された口臭ケア製品(2025年調査)

編集部で調査した、今年に新発売された口臭ケア製品をご紹介します。ドラッグストアやコンビニで入手しやすい製品を取り上げているので、ぜひチェックしてみてください。

mm flora*Bubble(エムエムフローラバブル)

水なしで使えて、そのまま飲み込める新感覚の炭酸バブルマウスウォッシュです。口内の唾液や水分と反応する顆粒タイプで、口に含んでおくだけで手軽にオーラルケアができます。「口の菌活」に着目し、乳酸菌・ビフィズス菌・ラクトフェリン・ラクトパーオキシダーゼを配合。ほどよい酸味とアップルミントの清涼感で、使用後もスッキリ感が続きます。    

The Breath Co.(ザ・ブレスコ)

アメリカの歯科医師が娘の口臭悩みをきっかけに開発し、世界43か国で愛用されているロングセラーのマウスウォッシュです。主成分の亜塩素酸ナトリウムが「原因菌のエサ」「原因菌そのもの」「発生したニオイ」にトリプルアプローチし、口臭を防ぎます。ノンアルコール処方で刺激が少なく、敏感な口内でも使いやすいのもポイントです。

アパデントオーラルリンス

ロングセラー歯磨き剤「アパデント」シリーズから登場した洗口液です。とろみのあるテクスチャーが特徴で、口の中全体にしっかり広がり、心地よい使用感をもたらします。薬用成分CPC(塩化セチルピリジニウム)が原因菌を殺菌し、口臭を予防。いつものケアにプラスしやすいアイテムです。

デンティス マウススプレー

世界10か国で販売されている人気マウススプレーが、辛味と刺激を抑えた日本限定の処方で登場。ひと吹きで口内をスッキリさせながら、7種の植物成分+ビタミンC+キシリトールが口内を保湿・清潔に保ちます。15 mlボトルと、コンビニ限定の3 mlミニタイプがあり、携帯用にもぴったりです。

スマイルプラス 美歯ウォッシュ

口臭ケアとホワイトニング(※ブラッシングによる) を同時にかなえる新発想の液体歯磨きです。使い方は簡単で、封を切って口に含み、20秒ほどすすいで吐き出すだけでOK。ブラッシング後も水ですすぐ必要がなく、外出先でも使いやすい設計です。個包装タイプで持ち運びしやすく、出先でのエチケットケアに重宝します。

口臭の予防・解消に効果的な飲食物

外出先で口臭が気になるときは、日常的に口にする飲み物や食べ物でもケアできます。ここでは、コンビニやスーパーで手軽に購入できる、口臭対策に役立つ飲食物をご紹介します。

口臭予防の基本は、こまめな水分補給です。水を飲むことで口内の乾燥を防ぎ、唾液の分泌が促されます。さらに、食後に水で口の中を軽くゆすぐように飲むことで、食べかすや細菌が流され、口臭の原因を抑える効果も期待できます。

牛乳

にんにくやネギに含まれるニオイ成分(アリシンなど)は、牛乳のタンパク質と結びつくことで、体内に吸収されにくくなります。焼肉や餃子など、ニオイが強い料理を食べる前にコップ1杯の牛乳を飲んでおくと、口臭対策として役立ちます。

緑茶

緑茶に多く含まれるカテキンには、抗菌作用があり、口内の細菌繁殖を抑える働きがあります。食後に飲むことで、口臭を防ぐ効果が期待できます。ただし、カフェインによる利尿作用で口が乾きやすくなることもあるため、飲みすぎには注意が必要です。    

ヨーグルト

ヨーグルトに含まれる乳由来のタンパク質には、ニオイ成分を包み込んで和らげる「マスキング効果」があります。さらに、乳酸菌は腸内だけでなく口内フローラにも働きかけ、悪玉菌の増殖を抑えることで口臭の発生を防いでくれます。とくに「L.ロイテリ菌」など、口内環境にも作用するタイプは、継続的な口臭ケアに取り入れやすい食品です。

レモン水

レモンに含まれるクエン酸には、口内細菌の増殖を抑える働きがあります。さらに、レモンの酸味が唾液の分泌を促進し、口の中の食べかすや細菌を洗い流す自浄作用を高める効果が期待できます。ただし、レモンは酸性が強いため、飲みすぎると歯のエナメル質を傷めるおそれも。1日1〜2杯を目安に薄めて飲み、摂取後は水ですすいでおくと安心です。

シチュエーション別 口臭ケアの選び方・組み合わせ例

口臭対策は、シーンに合わせて使い分けることで効果を高められます。ここでは、日常でよくある場面ごとにおすすめのアイテムの組み合わせをご紹介します。

忙しい朝

手早くケアしたい朝は、「マウスウォッシュ」と「ガム」の組み合わせがおすすめです。マウスウォッシュで口内をさっぱり整え、ガムを噛んで唾液分泌を促すことで、清潔感とうるおいを同時にキープできます。短時間でもしっかり対策したいときにおすすめです。    

会話や商談など、人前に出る直前

「口臭スプレー」と「ミントタブレット」は即効性が高く、人前に立つ直前のケアに向いています。水なしで使えるスプレーは外出先でも便利です。タブレットと併用することで、ダブルで口臭ケアができます。

食事の直前

ニオイの強い食べ物を口にする前は、「牛乳」や「ヨーグルト」などの乳製品を取り入れるのが有効です。牛乳やヨーグルトのタンパク質がニオイ成分を包み込み、マスキング効果が期待できます。コップ1杯程度が適量です。

食事のあと

食後の口臭対策には、「マウスウォッシュ」と「緑茶」の組み合わせがおすすめです。マウスウォッシュで口内のニオイの元を洗い流し、抗菌作用のある緑茶と共に口臭の発生を予防してくれます。

やりすぎは口臭の原因になる

口臭が気になると、ついやりすぎてしまって逆効果になるものもあります。ここでは、NG行動をピックアップし、注意すべきポイントをご紹介します。

ミントなどの過剰摂取

ミントタブレットや清涼カプセルは一時的にスッキリできますが、取りすぎるとかえって口内が乾燥し、口臭が強くなることがあります。アルコールやメントールの刺激で唾液量が減ると、細菌が増えやすい環境に。あくまでも応急ケアとして取り入れ、水分補給も忘れないことが大切です。

過度なオーラルケア

口臭をなくしたいという気持ちから、強く長時間ブラッシングしたり、マウスウォッシュを頻繁に使いすぎたりしていませんか? 実はこうした「やりすぎケア」こそが、歯ぐきの炎症や口内の乾燥を招き、細菌バランスを乱して口臭悪化につながることがあります。適度な強さと回数を意識して行いましょう。

舌苔をゴシゴシこすって取り除く

舌のケアは口臭対策に有効ですが、強くこすると粘膜を傷つけて細菌が繁殖しやすくなり、むしろ口臭を悪化させることがあります。舌苔はうっすら残っているのが正常な状態で、取りすぎはNG。ケアをする際は、舌専用クリーナーを使い、奥から手前にやさしく動かしましょう。歯ブラシで代用するのは刺激が強すぎるため避けるのが無難です。

まとめ|コンビニを活用して、外出先でもスマートに口臭ケアを

口臭は多くの方にとってデリケートな悩みですが、適切なケアによって予防や改善が可能です。コンビニでは、マウスウォッシュやガムなどの対策アイテムに加え、緑茶やヨーグルトといった口臭ケアに役立つ食品も手軽に購入できます。外出先でも使いやすいアイテムを上手に取り入れ、自分に合った口臭ケアを習慣化していきましょう。

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