【口内炎】種類別の症状と考えられる原因とは? 内側からケアする予防も紹介【歯科医師監修】

【口内炎】種類別の症状と考えられる原因とは? 内側からケアする予防も紹介【歯科医師監修】

口内炎ができると食事をするときにしみる、会話をしづらくなるなど生活にさまざまな影響を与えるため、できるだけ日々の生活習慣で予防をしたいですよね。こちらの記事では、口内炎を種類別に紹介し、それらの主な症状と考えられる原因について解説します。また、生活習慣が原因の予防方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

       

【種類別】口内炎の主な症状と原因

口内炎は、栄養バランスの偏りやウィルス感染など、さまざまな原因により発症します。まずは、口内炎の種類とそれらの主な症状や原因について見ていきましょう。    

「アフタ性口内炎」の主な症状と原因

頬の裏側や唇の裏、舌や歯ぐきなどにできやすく、最もよく見られるタイプです。2~10ミリ程度の円形や楕円形の潰瘍で、表面が黄色または白の膜で覆われて周りが赤くなった状態を言います。

<症状>
痛みを伴い、食べ物が炎症部に触れるとしみるのが特徴です。小さなアフタが2~3個群がって多発するケースも見られます。通常は1週間~10日程度で治りますが、繰り返しできることもあります。

<原因>
栄養の偏り(ビタミンB2欠乏)、疲労、寝不足、ストレスなどにより免疫力が低下するとできやすいです。口内の傷からウィルスや細菌などが入り、症状が悪化することもあります。女性の場合は生理前や妊娠中など、ホルモンバランスの乱れによっても引き起こされます。潰瘍性大腸炎やベーチェット病などの症状の可能性もあるため、再発を繰り返す場合は病院で診察を受けましょう。

「カタル性(外傷性)口内炎」の主な症状と原因

外的な刺激によって起こるのが、カタル性(外傷性)口内炎です。

<症状>
口内の粘膜に炎症やひび割れ、水泡、斑点などの症状が見られます。アフタ性口内炎とは異なり、周りとの境が曖昧で、赤く腫れて熱を持つのも特徴です。刺激の強い食べ物が触れると、痛みをヒリヒリと感じます。

<原因>
頬の内側を噛んだときの傷、火傷や薬品の刺激、矯正器具や入れ歯との接触など、外的な刺激を受けてできた傷に、細菌が繁殖して起こることが多いです。疲れが溜まっている、または健康状態が悪く免疫力が低下しているときや、むし歯・歯周病などが引き金になることもあります。

「ヘルペス性口内炎」の主な症状と原因

ウィルスの感染により起こり、乳幼児に多く見られるタイプです。

<症状>
発疹や高熱、リンパの腫れなどの症状が出ます。唇や舌、歯ぐき、喉付近の粘膜など至るところに発症し、激しい痛みを伴う場合が多いです。口内に複数の水疱ができ、水疱が破れると腫瘍になることがあります。

<原因>
単純ヘルペスウィルス・水痘帯状ヘルペスウィルス・A群コクサッキーウィルスなどが原因で発症します。ヘルペスウィルスは体に潜伏し、体調不良のときや疲労時に再発することがあります。人から人へ、また物を介して人へ感染するため、発症した人が使ったタオルや食器などを共有しないようにしましょう。

「カンジダ性口内炎」の主な症状と原因

抵抗力の減少時や全身疾患時に見られるタイプです。

<症状>
ガンジタ性口内炎は、症状の相違によって3つに分類されます。「偽膜性カンジダ症」は、粘膜上に白い苔のような膜ができます。ガーゼなどで容易に白い膜を剥がせるのも特徴です。「肥厚性カンジダ症」は、偽膜性カンジダ症が慢性化したもので、粘膜の表面が角質化して厚くなります。「萎縮性カンジダ症」は、粘膜の表面に赤い炎症が見られます。どれも痛みを伴わない症状が多いですが、炎症が進むと痛みを伴う場合もあります。

<原因>
口内に存在する常在菌の1つ、カンジダ菌(真菌)の繁殖によって発症します。糖尿病やがんなどの全身疾患や、乳幼児・妊婦・高齢者など抵抗力の弱い人がなりやすいです。また、抗生剤やステロイド剤などの長期使用で、口内の常在菌のバランスが崩れることによっても発症しやすいとされています。    

「ニコチン性口内炎」の主な症状と原因

口内炎は、喫煙が原因で発症することもあります。ニコチン性口内炎は、口内の上側の粘膜が厚くなって硬く変化するのが特徴です。

<症状>
赤い発疹ができて白っぽく厚くなるので、「白色角化症」とも言われています。自覚症状は多くありませんが、炎症が大きい場合は痛みを伴って食べ物などがしみることもあります。

<原因>
ニコチンだけが原因とはまだ解明されていませんが、たばこの煙や口内の軽い火傷、炎症など、さまざまな要因が関係すると言われています。また、喫煙時に吸い込む熱気は口内を乾燥させるため、口内炎ができやすいです。喫煙によって口内が不衛生になることや、ビタミン不足なども考えられます。ニコチン性口内炎は、がんに変化する恐れも指摘されています。

生活習慣が原因の口内炎の予防法

病気が隠れている可能性もある口内炎は病院での治療を受けることが大切です。また、生活習慣を見直すことも予防につながります。ここでは、生活習慣が原因で起こる口内炎を予防する方法について見ていきましょう。

栄養バランスの取れた食事を摂る

口内炎は、ビタミンB群が不足すると起こりやすいため、ビタミンB群を含む食材を積極的に摂るのをおすすめします。ビタミンB群は、卵や乳製品・魚などの食材に共通して含まれています。抵抗力や免疫力を高めるのが、ビタミンCです。ブロッコリーなどを副菜に、柑橘系やイチゴなどの果物をデザートとして摂ると良いでしょう。  

よく噛んで唾液分泌を促す

唾液には、口内に傷が付かないように守る作用や自浄・殺菌作用があるため、唾液の分泌が減ると口内炎ができやすいです。ものをよく噛んで食べると、唾液の分泌が促されます。噛み応えのあるもの食事に取り入れ、よく噛む習慣を付けましょう。

ストレスや疲労をためない・喫煙を控える

ストレスを感じると、ビタミンB群が大量に消費されるため、上手にストレスを解消する習慣を付けましょう。寝不足が続く、または疲労がたまると体調が崩れて抵抗力も弱くなるので、生活のリズムを整えることも大切です。また口内環境を整えるためにも、喫煙はなるべく控えることをおすすめします。

口内を清潔に保つ

口内の細菌が繁殖して口内炎が発症することもあるため、口内の清潔を保つことが大切です。歯磨きをしっかり行うことはもちろん、歯間ブラシやデンタルフロス、マウスウォッシュなども使い、歯垢や食べカスを口内に残さないようにしましょう。

唾液検査「シルハ」で口内の清潔度をチェック

口内の清潔度をチェックできるのが、唾液検査のシルハです。口内環境が数値化されるため、清潔度の確認だけでなく、むし歯や歯周病の予防にもつなげられますよ。最後に、シルハの特長と検査方法を紹介します。    

シルハなら口内環境を数値化できる

シルハでは、 むし歯菌・酸性度・緩衝能・白血球・タンパク質・アンモニアの6項目を調べることが可能です。例えば、むし歯菌や歯周病菌などの細菌が活発だと、口内炎をさらに悪化させることがあります。

また、細菌数が多いと唾液中のアンモニアが多くなる傾向にあり、そこから口内の清潔度がわかります。また、タンパク質も菌の繁殖により多くなります。シルハでは自分の口内環境が数値化されるので、オーラルケアの向上に役立ちます。

シルハは歯科医院で簡単に受けられる

シルハは導入している医療機関へ行き、水で10秒間口をすすぐだけで簡単にできる唾液検査です。基本的にその日のうちにレポート化されます。検査結果をもとに、医療機関のスタッフからオーラルケアなどのアドバイスを受けられます。

シルハは全国の歯科医院で検査できます。シルハで検査可能な機関はこちらからご確認ください。

口内炎の原因を知って、生活習慣を改善しよう

口内炎が発症する原因はさまざまですが、なかには生活習慣を見直すことで予防できるものもあります。特に口内を清潔に保つことはとても重要です。生活習慣を見直しても長引く場合は、病院での診察をおすすめします。傷を作る原因の歯の治療や、口内炎のお薬を処方して口内炎を治す方法があります。また、口内炎だと思っていたら他の病気だったということもありえます。シルハの唾液検査で口内環境をチェックして、口内炎への予防につなげてくださいね。

監修歯科医師:吉田亜矢 先生

明海大学 歯学部歯学科を卒業後、同大学病院病態診断治療学講座口腔顎顔面外科学分野1講座、群馬県内総合病院歯科口腔外科部長、埼玉県内歯科クリニック勤務を歴て、2015年「あやクリニック歯科・皮ふ科」を開業。「歯の健康は全身の健康」という思いから、トラブルを起こしている部分だけでなく全身の状態も把握した上で、患者と一緒に相談しながら治療計画を立てて治療を行っている。
YouTube 「あやクリニックTV」、FMラジオ川越「あや先生の歯ッピークリニック❤︎」などでもお口の健康についての情報発信を積極的におこなっている。

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