唇がかゆいのは病気? かゆみが治まらないときは病院を受診しよう

唇がかゆいのは病気? かゆみが治まらないときは病院を受診しよう

唇は、乾燥したり刺激を受けたりするとかゆみが出ることがあります。しばらく様子を見てもかゆみが止まらないときや、かゆみとともに水ぶくれや白い塊のような湿疹があれば、早めに病院を受診しましょう。本記事では、唇がかゆくなる原因や、かゆみ以外の症状、対策、対処法などをご紹介します。

       

【唇がかゆい原因】口唇炎

唇のかゆみの他に腫れや痛みがある場合は、口唇炎の可能性が高いです。口唇炎は、マスクによる摩擦や栄養不足などが原因で発症します。ここからは、口唇炎の症状や対処法をご紹介します。

口唇炎の症状

乾燥や日焼けによって唇に炎症が起きる状態を、口唇炎と言います。口唇炎は唇のかゆみの他に、腫れや痛みなどの症状があります。悪化すると、ひび割れや出血を引き起こす恐れもあります。

マスクの摩擦や着用後の乾燥による口唇炎

マスクとの摩擦により、唇が荒れる場合もあります。また、マスクを外すとマスク内の水分とともに唇の水分まで蒸発してしまうため、マスクを外した後の唇は乾燥しやすいです。唇が荒れて乾燥すると、口唇炎を引き起こしやすくなります。

栄養不足による口唇炎

ビタミンなどの不足が原因で口唇炎になる恐れもあります。そのため、日頃から唇の荒れを防ぐビタミンB2やB6を日頃から積極的に摂るようにしましょう。
現代の生活を送るうえで、栄養失調になることはほぼありません。ただし腸炎などの炎症性疾患や精神疾患、がんなどの悪性腫瘍が原因で、栄養不足になるケースも考えられます。
<ビタミンB2・B6を含む食材例>
  • ビタミンB2:卵、牛乳、ヨーグルト、うなぎ、ほうれん草など
  • ビタミンB6:レバー、牛肉、豚肉、魚類、豆類、穀物など

【対処法】軽度の口唇炎の場合はワセリンやリップクリームを塗る

軽度の口唇炎は、ワセリンやリップクリームをこまめに塗布して保湿することで、改善していくケースが多いです。
マスクの着用前には、乾燥防止のため唇にワセリンやリップクリームを塗りましょう。そして唇の乾きを感じたら、その都度ワセリンやリップクリームを塗り、乾燥対策をしてください。
保湿をしても症状が改善しない場合や、かゆみや痛みが強い場合は、皮膚科に相談してくださいね。

【唇がかゆい原因】口唇ヘルペスと口唇カンジダ症

唇のかゆみの他に、小さな水ぶくれがあるときは口唇ヘルペス、白い塊のような湿疹があるときは口唇カンジダ症の可能性が高いです。それぞれの症状と対処法をご紹介します。    

口唇ヘルペスの症状

口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルスが原因で、唇やその周りに小さな水ぶくれが複数個できる病気です。口唇ヘルペスができる前に、唇周辺に軽いかゆみや違和感を感じる人が多いのが特徴です。
水ぶくれの中には、たくさんのウイルスが詰まっています。水ぶくれを触ったり、破ったりしないように気を付けてくださいね。

口唇カンジダ症の症状

口唇カンジダ症は、カンジダ・アルビカンスという真菌(かびの一種)が原因で発症する病気です。カンジダ菌は常在菌で、通常であれば人体への悪影響はありません。しかし免疫力が低下すると、カンジダ症を発症する恐れがあります。
口唇カンジダ症の主な症状は、かゆみを伴う白い塊のような湿疹です。悪化すると、唇の表皮がはがれる恐れもあります。

【対処法】早めに病院を受診する

唇周辺に小さな水ぶくれが複数個できている、または白い塊のような湿疹があるときは、口唇ヘルペスや口唇カンジダ症の可能性が高いです。症状に気づいたら早めに病院を受診しましょう。
どちらの症状も、塗り薬や内服薬で治療していくケースが多いです。

【唇がかゆい原因】アレルギー

アレルギーも唇がかゆい原因の一つです。アレルギーによるかゆみ以外の症状や、その対処法をご紹介します。    

アレルギーによる症状

唇はさまざまな飲食物や金属製の食器が触れる部位であり、これらが原因でアレルギーを発症することがあります。発症すると、唇がかゆくなったり、発赤したり、腫れたりします。これらの症状を接触性口唇炎と言い、悪化すると唇が荒れ、びらんや出血などの症状が出ることもあります。
<唇がかゆくなる主なアレルギー例>
  • 食品:りんご、柑橘類、マンゴー、パイナップル、山芋、シナモンなど
  • 金属:コバルト、ニッケル
  • 歯科金属:アマルガム、金銀パラジウム合金
※上記はあくまで一例であり、アレルゲンになると認識されていない物質が要因になるケースもあります。

【対処法】アレルギーの原因を取り除く

アレルギーによるかゆみを解決するには、原因となるものに触れないようにすることが大切です。かゆみなどの症状が出ているときは、できるだけ早めに皮膚科を受診しましょう。
アレルギーによるかゆみは原因を特定できないケースも多いです。リップに含まれる成分により、かゆみが生じる場合もあります。思い当たるものは、できるだけ唇に触れさせないようにしてくださいね。

唇がかゆくならないようにする対策

唇がかゆくなる病気を発症しないためにも、しっかりと対策をしましょう。唇がかゆくならないようにする対策をご紹介します。    

ワセリンやリップクリームを塗布して乾燥を防ぐ

唇は乾燥すると、かゆみを伴いやすいです。唇のかゆみを防ぐためにも、ワセリンやリップクリームを塗り、乾燥対策をしましょう。
また唇が乾燥したときは、唇を舐めたりせず、ワセリンやリップクリームを塗り直してください。唇を舐めると、唾液の蒸発時に、唇の水分も一緒に蒸発し、より唇を乾燥させる恐れがあります。

日中はUV効果のあるリップクリームを塗布して紫外線を防ぐ

紫外線によるダメージが原因で、口唇炎になる恐れもあります。紫外線は室内にも降り注いでいます。そのため、日中はUV効果のあるリップクリームを塗布して、紫外線対策をしましょう。

ストレスや疲労を溜めない

ストレスや疲労が溜まると、免疫力が低下し、口腔カンジダ症を発症しやすくなります。休日は趣味を楽しんだり、リラックスしたりして、ストレスや疲労を解消しましょう。
また、睡眠を十分にとるのも大切です。十分な睡眠により、免疫力の低下を防げ、疲労も回復しますよ。    

口内を清潔にする

カンジダ菌は口の中にも潜んでいます。カンジダ菌が増殖しないように、できるだけ口内を清潔に保ち、口内環境を整えてくださいね。
口内を清潔に保つにはオーラルケアが大切です。食後と就寝前には歯磨きをしましょう。口内の細菌は唾液の分泌量が減る、就寝中に繁殖しやすいです。そのため、就寝前の歯磨きはより丁寧に行ってください。

自分の口内環境をチェックする唾液検査

唾液を調べると、歯と歯ぐきの健康や口内の清潔度がわかります。自分の口内環境を把握するためにも、唾液検査を受けましょう。唾液検査は10秒間ほど水で口をすすぐだけで行えるシルハがおすすめです。
シルハは、むし歯菌の活性度や、歯を溶かす酸の強さがわかる酸性度、酸に対する防御力の緩衝能、口内の炎症がわかる白血球、タンパク質の量、口内清潔度を示すアンモニアの6項目を検査できます。これらの数値により、むし歯のなりやすさや口内の清潔度がわかります。
シルハは全国1,500以上の医療機関で導入されています。
シルハを導入している医療機関の一部は、こちらのクリニック検索からチェックできます。

唇がかゆいときの原因を知り、早めに病院を受診しよう

唇にかゆみは、口唇ヘルペスや口唇カンジダ症、口唇炎により生じることが多いです。強いかゆみがあったり、口唇ヘルペス・口唇カンジダ症を発症しているおそれがある場合は、すぐに病院を受診しましょう。また唇のかゆみ対策には、保湿や口内環境を整えることが大事です。ワセリンやリップクリームで保湿し、オーラルケアで口内環境を整え、対策してくださいね。

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