チョコにまつわる疑問を解決! 口内ケアから見るチョコの選び方や食べ方とは

チョコにまつわる疑問を解決! 口内ケアから見るチョコの選び方や食べ方とは

ついチョコを食べ過ぎてしまう方もいるのではないでしょうか。本記事では、チョコの食べ過ぎが体に与える影響や、高カカオのチョコについて、むし歯の観点から見たチョコの選び方などをご紹介します。

               

チョコの食べ過ぎにまつわるQ&A

甘いチョコを食べ過ぎると、むし歯になりやすそうなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。しかし実際は、チョコを食べることが必ずしもむし歯につながるわけではないようです。まずは、チョコがむし歯や体に与える影響についてご紹介します。

Q1 チョコが原因でむし歯になる?

チョコにはミルクチョコレート・ダークチョコレート・ホワイトチョコレートなどさまざまな種類があります。チョコを食べ過ぎるとむし歯になるのでは? と気になりまますが、チョコ自体が原因でむし歯になるわけではありません。むし歯になるのは、チョコに含まれている砂糖などの糖類が原因です。
そのため、砂糖などの糖類を多く含むミルクチョコレートを食べ過ぎた場合は、むし歯になるリスクが高くなります。また、チョコは歯に付着しやすく、歯と歯の間にも入り込みやすいため、他のお菓子よりもむし歯になるリスクが高いと言えるでしょう。
チョコだけでなく、糖類を多く含み、歯に付着しやすいお菓子は、むし歯になるリスクが高い傾向にあります。

Q2 チョコを食べ過ぎると鼻血が出る?

チョコには、ポリフェノールなどの血行を良くする物質が含まれています。また、鼻には毛細血管の集まる場所があるため、わずかな刺激で血管が切れて出血する場合があります。
チョコを食べ過ぎて鼻血が出てしまう場合は、血行が良くなることで、この毛細血管を刺激している可能性が考えられます。しかし、チョコの食べ過ぎで鼻血が出ることは、医学的には証明されていません。

Q3 チョコを食べるとニキビができる?

チョコを食べるとニキビができる、と言われることもあります。ニキビは皮脂が毛穴につまり、そこに細菌が繁殖してできるものです。そのため、チョコを食べたときだけではなく、体調を崩したときや、皮膚を清潔にしていないときにもできやすくなります。つまり、チョコとニキビに関連性はなく、こちらも科学的な根拠はありません。

Q4 チョコの食べ過ぎは太りやすい?

チョコの1/3は脂質です。ミルクチョコレート1枚50gには脂質が17.1g含まれるとされており、1枚のエネルギーは275 kcalです。間食で摂取するエネルギーは1日200 kcalが適量とされているため、ミルクチョコレートを1枚食べると1日の摂取量の目安を超えてしまいます。そのため、エネルギーを過剰に摂取してしまい、太りやすくなります。また、一般的なチョコは糖質も多く含んでいます。過剰な糖質は体内で脂肪として蓄えられるので、こちらも太る原因になります。そのため、脂質と糖質を多く含むチョコの食べ過ぎには注意が必要です。

Q5 チョコの食べ過ぎで気持ち悪くなる?

チョコを食べている時、気持ち悪くなった経験はありませんか?実は、チョコの原料であるカカオには、カフェインが含まれています。カフェインは、神経を刺激して体を活発にする作用があります。しかし、過剰に摂取すると体に過度な負担がかかることがあります。その結果、めまいや吐き気などの健康被害が出ることがあります。そのため、チョコを食べ過ぎてしまうと、その中に含まれるカフェインの作用により、気持ちが悪くなったり吐き気が出てしまったりするケースがあります。カフェインへの耐性には個人差がありますが、健康な成人は最大400 mg/日(コーヒーをマグカップで約3杯)までが目安とされています。耐性の低い方は、チョコと一緒に飲む物をノンカフェインにするなどの工夫が必要かもしれません。

Q6 ハイカカオなら食べ過ぎても心配ない?

一般に、カカオの含有量が70%以上のチョコレートは「高カカオ」や「ハイカカオ」なチョコと言われます。
ハイカカオのチョコは通常のチョコに比べて砂糖の含有量が少ないため、健康に良いイメージがあります。だからといって、食べ過ぎは体によくありません。
その理由の一つは、先にご説明したカフェインの量です。ハイカカオなチョコはその分、カフェインの量も多くなります。
また、もう一つの理由は脂質です。カカオにはもともと脂質も多く含まれています。そのため、カカオの配分が多くなると、それに伴い脂質の含有量も多くなっていきます。
したがって、ハイカカオのチョコを食べ過ぎれば、カフェインと脂質をより多く摂ることになります。

カカオは体に良い働きをする

チョコの成分であるカカオには、ポリフェノールが含まれています。このポリフェノールには、むし歯や歯周病を予防し、肌に良い影響を与えると言われています。そのため、チョコを食べるときはカカオの含有量が多く、糖類の少ないチョコを選ぶと良いでしょう。

チョコを選ぶときのポイント

むし歯にはなりたくないけれど、チョコが好きな方もいますよね。そんな方はチョコを選ぶときに、チョコの種類に気を付けてみると良いでしょう。どのようなチョコを選ぶと良いのか、具体的にご紹介します。  

高カカオ配合のチョコを選ぶ

先述したように、カカオのポリフェノールは、むし歯を防ぐなど、体に良い働きをしてくれます。そのため、チョコを食べたいときにはカカオの配合率が高いものを選ぶと良いでしょう。また、ホワイトチョコレートの原料であるカカオバターにも、むし歯菌を抑える働きがあります。
ただし、先述したように、高カカオでも食べ過ぎは禁物です。

キシリトール入りのチョコを選ぶ

砂糖の代わりにキシリトールを使用しているチョコもあります。キシリトールにはむし歯菌の活動を抑える働きがあるため、ガムなどに使われることが多いです。ついついチョコを食べ過ぎてしまう方は、キシリトール入りのチョコを選ぶことも1つのむし歯対策になるでしょう。

むし歯予防におすすめの手作りチョコレシピ

チョコを手作りしてプレゼントする方も多いのではないでしょうか。せっかくならむし歯になりにくいものをプレゼントしてみませんか?むし歯予防の観点から、おすすすめの手作りチョコのレシピをご紹介します。
砂糖の摂取を気にされている方もおすすめです。

むし歯が気になる方におすすめ【キシリトール入りチョコのレシピ】

キシリトールは、砂糖と同程度の甘味度があり、むし歯の進行を防ぐ特徴を持った甘味料です。キシリトールの粉末は、インターネットで簡単に入手できます。そこで、ここからはキシリトールを使ったチョコのレシピをご紹介します。
【材料】
  • カカオマス 45g
  • キシリトール 80g
  • 生クリーム 20ml
  • 牛乳 5ml
【作り方】
  1. カカオマスを細かく刻み、ボウルに入れます。
  2. 1とは別のボウルに生クリームと牛乳を入れ、さらにキシリトールを加えて、常温のままキシリトールを溶かしましょう。
  3. 2を湯煎して、キシリトールを完全に溶かします。
  4. 50~60度くらいの温度で、1のボウルを湯煎し、カカオマスも溶かしてください。
  5. 3と4を混ぜたあと型に流し込み、涼しい場所に置いて固まったら完成です。

砂糖を加えないガトーショコラのレシピ

ガトーショコラも人気です。実は、ガトーショコラも砂糖を加えずに、チョコと卵だけで作ることが可能です。続いて、砂糖を加えないガトーショコラのレシピをご紹介します。
【材料】
  • ビターチョコ150g
  • 卵3個
【作り方】
  1. オーブンを160℃に予熱します。
  2. ビターチョコを細かく刻み、ボウルに入れます。
  3. 卵は卵白と卵黄に分けておきます。
  4. 卵白は角が立つまで泡立ててメレンゲを作り、卵黄は溶いておきます。
  5. チョコを湯煎して溶かしたら、卵黄を加えましょう。
  6. 泡立てたメレンゲを5に3分の1程度加え、しっかりと混ぜ合わせます。
  7. 6に残りのメレンゲを加えて泡をつぶさないように軽く混ぜてください。
  8. 型にクッキングシートを敷き、7を流し入れます。
  9. オーブンで40分ほど焼き、粗熱をとったら完成です。

口内ケアの観点から見るチョコの食べ方

先述のように、チョコを食べたいけれどむし歯が気になる場合は、高カカオ配合やキシリトール入りのチョコを選ぶようにすると良いでしょう。しかし、むし歯のリスクが高いとされるミルクチョコも、いくつかの点に気を付けて食べることで、そのリスクを減らせます。ここでは、チョコを食べるときに気を付けるポイントをご紹介します。

ダラダラと食べ続けないようにする

チョコやアメ、キャラメル、スポーツ飲料、ジュースなどの食べ物・飲み物は、長時間食べ続けないように気を付けましょう。なぜならむし歯の原因菌は、糖類を分解するときに酸を出しますが、この酸によって歯が溶け、むし歯になるためです。
食事をすると、口内が酸性に傾きますが、本来ならこのとき、唾液が中和する働きをします。しかし、ずっと甘いものを食べ続けていると、唾液の働きが追い付かず口内が酸性に傾いたままであるため、むし歯になるリスクが高まります。つまり、口内を中和させる時間を設けることが大切なのです。

食べる回数にも気を付ける

糖類の食べ物を1日に口にする回数が多いと、口内が酸性に傾き、ダラダラと食べ続けているのと同じような状態になります。間食は1日に1回にしましょう。
口内環境が酸性に傾いているかは、唾液検査シルハでチェックできます。

砂糖を含まないチョコを選ぶ

チョコを食べたいときは、レシピで紹介したチョコのように、砂糖の代わりにキシリトールを使用したりシュガーフリーにしたりしたチョコを選ぶと良いでしょう。砂糖の代わりにキシリトールを使用したチョコは商品化もされており、歯科医院やオンラインで購入することができます。

<参考> 楽天市場 歯科医院専売品のデンタルフィット

他にもキシリトールとは別の砂糖以外の甘味料を使用したチョコもあります。こちらは、キシリトールのようなむし歯予防の効果はありませんが、コンビニなどで市販されているものが多いため、比較的入手しやすいです。また、市販で目にすることは少ないですが、カカオ100%のチョコであれば砂糖不使用のため、オーガニックを好む方はこちらを選択するのも良いでしょう。

一緒に砂糖を含まない物を飲む

 バレンタインの近い季節は、限定品を買ったりプレゼントもらったりと男女ともにチョコ以外にもケーキや飴、クッキーなど甘い物を口にする機会が多いと思います。その際、一緒に水やお茶など、砂糖を含まない飲み物を摂取しましょう。そうすることで、砂糖を含む甘い飲み物を飲むよりも口の中に砂糖が停滞することを防ぐことができます。

チョコによるむし歯を防ぐ方法

チョコなどの甘いお菓子が好きな方は、チョコの選び方や食べ方だけでなく、日々の口内ケアや、定期的に検査をしてもらうことも大切です。最後に、むし歯を防ぐための口内ケアや、検査についてご紹介します。

丁寧に歯磨きをする

むし歯の原因菌である歯垢(プラーク)は、糖類を分解するときに酸を出します。この酸により歯が溶けて、むし歯になるのです。つまり、むし歯を防ぐには歯垢を取り除くことが大切です。チョコは歯に付着しやすいため、食べた後は丁寧に歯を磨きましょう。
特に、就寝前は注意が必要です。就寝中は唾液の分泌量が減り、むし歯菌が繁殖しやすいため、より丁寧に歯磨きを行いましょう。

歯磨きができないときは、ガムを噛んだりうがいをしたりする

チョコを食べた後に歯磨きができない場合は、うがいをしたり、キシリトール入りのガムを噛んだりして、食べかすを洗い流しましょう。ガムを噛むと、唾液の分泌量も増えます。それらも難しいときは、お茶や水を飲み、少しでも食べかすを洗い流しましょう。

歯科医院で定期検診を受ける

自分で気づかないうちに、むし歯になっている方もいます。むし歯を初期の段階で発見するためにも、定期的に歯科医院を受診しましょう。初期むし歯だと、歯を削らずに治療できるケースも多いようです。
また、検診の際に、歯磨きでは落とせない歯石の除去や、歯磨きの指導もしてもらえます。しかし、歯磨きの指導を受けても、3ヵ月ほどで元の歯磨き方法に戻ってしまう方が多いです。そのため、定期検診は3~4ヵ月に一度のペースで受けることが望ましいでしょう。

唾液検査シルハで自分の口内環境を把握する

定期検診の際に、唾液検査シルハで自分の口内環境を把握しましょう。シルハは10秒間ほど水で口をすすぐだけで行える唾液検査です。むし歯菌の活性度や、唾液の能力を測る緩衝能をはじめ 、全部で6項目を検査・測定できます。口内の酸性度もチェックできますよ。シルハを導入している医療機関はこちらからチェックしてくださいね。

チョコは種類や食べ方に気を付けよう

糖分を多く含むチョコを食べ過ぎると、むし歯につながる可能性があります。これらを防ぐためにも、食べるチョコの種類や、食べ方に気を付けましょう。
また、歯科医院などで定期的に口内検査をしてもらい、自分の口内環境を把握しておくことも大切です。チョコが歯に与える影響を理解して、口内ケアに気を付けながら好きな物を美味しく食べましょう。

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