ホワイトニングテープとは? タイプ別のメリット・デメリットをチェック

ホワイトニングテープとは? タイプ別のメリット・デメリットをチェック

ホワイトニングテープは、気になる歯の着色汚れや、くすみ(汚れ)を落とすアイテムです。自宅で気軽にケアできますが、日本人の歯に合わない海外製品を使うと、歯や歯ぐきへダメージを与えることがあるため注意が必要です。この記事では、ホワイトニングテープのタイプ別の特徴やメリット・デメリット、使用する際の注意点について解説します。あわせて、自宅でホワイトニングができる他のグッズもご紹介します。

               

ホワイトニングテープとは

自分で気軽に歯を白くできるアイテムとして、ホワイトニングテープが注目を集めています。まずは、どのようなアイテムなのか詳しく見ていきましょう。    

歯にテープを貼り付けて汚れを落とすもの

ホワイトニングテープとは、洗浄成分や漂白成分を含んだテープを歯の表面に貼り付けて、汚れを落とすアイテムです。歯への美意識が高まるなか、自宅で気軽にできることから人気を集めています。

ホワイトニングテープの種類と効果

ホワイトニングテープは、大きく分けて2タイプあります。
①洗浄成分を歯に密着・浸透させて汚れを落とすもの
国内メーカーで製造・販売されているタイプです。テープに洗浄成分が含まれており、歯の表面に吸着しているくすみ(汚れ)成分を浮かせて落とします。国内では、口腔化粧品として扱われています。
②漂白成分(過酸化水素)で歯を白くするもの
海外で一般的に使われているタイプです。テープに高濃度の漂白成分(過酸化水素)が含まれています。日本の医薬品等に関する法律により、国内では販売が禁止されているため、薬局で入手することはできません。

ホワイトニングテープはどのくらいで効果が得られる? 

ホワイトニングテープに含まれている洗浄成分や漂白成分により、継続的に使用することで一定の効果が期待できます。ただし、歯科医院で行われるオフィスホワイトニングの方が、1回の施術で効果が得られやすいと言えるでしょう。

ホワイトニングテープでより効果を得るために

ホワイトニングテープの効果をより出すためには、日頃のオーラルケア着色を予防しておくことも大事です。また、歯の白さを保つためにも、オーラルケアをきちんと行い、歯の健康状態を維持しましょう。日頃のオーラルケアの見直しには、唾液検査による口内環境チェックも参考になります。唾液検査シルハでは、歯と歯ぐきの健康など、口内環境にかかわる項目が気軽にチェックできます。唾液検査シルハについては、こちらの記事をご覧ください。

タイプ別のメリット・デメリット

ホワイトニングテープには、洗浄成分で汚れを落とすタイプと、漂白成分で白くするタイプがあります。次に、これらのタイプ別のメリットとデメリットを見ていきましょう。

洗浄成分タイプのメリット・デメリット

洗浄成分が含まれている国内製品のホワイトニングテープには、次のようなメリット・デメリットがあります。
<メリット>
国内製品は、日本人の歯に合わせて開発されたもので、安全性が高い洗浄成分が使用されています。また、天然由来の成分を使用するなど素材にこだわった製品や、形状に工夫が施されて使いやすい製品があることもメリットです。
<デメリット>
歯を漂白する効果はありません。くすみ(汚れ)を落として白い歯を保つためには、継続して使用する必要があります

漂白成分タイプのメリット・デメリット

海外で一般的に使われている漂白成分が含まれたホワイトニングテープには、次のようなメリット・デメリットがあります。
<メリット>
漂白成分である過酸化水素の濃度が高いため、歯を白くする効果が期待できます。
<デメリット>
日本人の歯は欧米人の歯に比べて、エナメル質が薄く、歯の神経が太いといった特徴があります。そのため、欧米人に合わせた製品を使用すると、漂白成分が歯に浸透しすぎてしまい、激痛を伴ったり、知覚過敏になったりする場合があります。
さらには、濃度が高い漂白成分が歯ぐきに付くと、歯ぐきが炎症を起こしてしまうこともあります。配合成分や濃度が不明瞭だと歯と歯ぐきの健康を損なうリスクが高い​ため、使用することはおすすめできません。安全性と即効性を求めるなら、歯科医院での専門的なオフィスホワイトニングをおすすめします。

ホワイトニングテープの使い方

続いて、ホワイトニングテープの使い方をご紹介します。各製品によって詳細は異なるため、ここでは大まかな使い方を見ていきましょう。

1. ホワイトニングテープを歯に貼る

ホワイトニングテープを使用する前に、軽く口をすすいで、歯の表面についている汚れを落としましょう。歯磨きをする必要はありません。
次に、ホワイトニングテープを上の歯と下の歯に貼ります。使用後に歯がまばらに白くなってしまわないように、空気を抜きながら貼ることがポイントです。特に、歯並びが良くない部分には注意して貼りましょう。

2. テープを貼ったら規定時間を守る

ホワイトニングテープを貼ったら、既定の時間を守ってそのままの状態を保ちましょう。おしゃべりなどをして口を動かすとテープが剥がれてしまうことがあるため、なるべく口を動かさないようにしましょう。

3. テープをはがした後ブラッシングする

規定の時間が経ったら、テープをはがして口をすすいで、ブラッシングします。国内製品のなかには、ブラッシングしながらフィルムを落とすタイプもあります。漂白成分の濃度の高い海外製品を使用してしまった場合は、漂白成分が残らないようにしっかりとブラッシングして洗い流しましょう。

ホワイトニングテープを使用する際の注意点

ホワイトニングテープは、製品によって使われている成分が異なります。先述した通り、海外製品は日本人の歯に合わないものもあるため、注意が必要です。

漂白成分濃度が高い海外製品の使用は要注意

漂白成分濃度が高い海外製品は、日本での販売が禁止されているにもかかわらず、インターネット上で購入できてしまいます。海外製品と気づかないまま購入してしまう可能性があるため、購入する際は注意しましょう。
漂白成分の濃度が高い海外製品を使用する場合は、歯の神経や組織へのダメージや、知覚過敏になる可能性を考慮して、自己責任で使用することになります。使用する前に、歯科医院でホワイトニングについて相談することをおすすめします。
歯科医院で相談する際には、唾液検査で口内環境をチェックしてもらうこともおすすめします。唾液検査で歯ぐきの健康度が低い場合は、ホワイトニングテープの刺激を受ける前に、歯科医院のアドバイスを元に歯ぐきのケアをしていきましょう。
また、唾液検査で口内の酸性度が高かった場合、エナメル質が溶けやすい状態です。ホワイトニングテープによる刺激と重なって知覚過敏になりやすくなるかもしれません。

シルハの唾液検査が受けられる医療機関はこちらから検索できます。

規定の使用回数と時間を守る

ホワイトニングテープの使用回数を増やしたり、使用時間を長くしたりすることでより高い効果が得られると考えてしまいがちですが、説明書に記載されている通りの規定の使用回数と時間を守るようにしましょう。
海外製品に関しては、回数や時間を増やすとさらに歯や歯ぐきにダメージを与えてしまう可能性が高くなります。また、安全な国内製品に関しても、1日の回数を増やすことで効果が高まるものではないとされています。

使用直後は歯に着色しやすい飲食物を避ける

ホワイトニングテープの使用直後は、歯の表面に着色汚れが付きやすい状態です。そのため、使用直後はカレーやコーヒー、ワインなど、歯に色素が沈着しやすい飲食物を避けるようにしましょう。使用後どれくらいの時間、着色しやすい飲食物を避けるべきかは、各商品の使用注意事項に従ってください。

その他のホワイトニンググッズ

ホワイトニングテープ以外にも、自宅でホワイトニングができるグッズがあります。最後に、その他のホワイトニンググッズをご紹介します。

日常使いに「ホワイトニング歯磨き粉」

毎日のオーラルケアで歯を白くしたい方は、ホワイトニング効果が期待できる歯磨き粉を使うと良いでしょう。ホワイトニングの有効成分が含まれているものや、しっかりと磨くために泡立ちにくい発泡剤不使用のものを選ぶことがおすすめです。

急なイベントの直前に「歯のマニキュア」

歯の表面にマニキュアを塗ることで、歯を白く見せる商品です。急なイベントの直前など、すぐに歯を白くしたい時におすすめです。ペンタイプや筆タイプなどがあるので、使いやすさで選ぶと良いでしょう。

ピンポイント使いに「消しゴムタイプ」

消しゴムで字を消すように、歯の表面をこすって汚れを落とすタイプです。タバコのヤニなど、ピンポイントで汚れを除去したい時に便利です。ただし、歯が削れる研磨剤が含まれているシリコン製のものが多いため、頻繁に使うことは避けましょう

安全なホワイトニングテープで歯の美白を

ホワイトニングテープは、安全性を考慮して選ぶことが大切です。漂白成分の濃度が高い海外製品は、歯や歯ぐきへダメージを与える可能性があるため、おすすめできません。使用する前には、歯科医院でホワイトニングについて相談してみることをおすすめします。安全なホワイトニングテープを選び、キレイな歯を目指しましょう。

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