アデノイド顔貌を大人になってから治すには?3つの改善法と3つの治療法を紹介

アデノイド顔貌を大人になってから治すには?3つの改善法と3つの治療法を紹介

アデノイド顔貌(がんぼう)とは、上顎が出て下顎が後退している顔のことです。自分では気を付けているつもりでも、無意識に口が開いてしまうことに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。その原因は、アデノイド顔貌の影響かもしれません。この記事では、アデノイド顔貌の概要や原因、解消法、治療法などをご紹介します。

               

アデノイド顔貌とは

アデノイド顔貌とは、口がポカンと開いた面長の顔を指します。まずはアデノイド顔貌の特徴や原因、アデノイド顔貌に似た口ゴボ(出っ歯)との違いを解説します。

アデノイド顔貌の特徴

アデノイド顔貌の方は、共通した特徴を持っていることが多いようです。
<特徴>
面長で鼻が上を向いている。
口を閉じる筋肉が緩んでいるため、顔全体が長くなったような顔つきに見える。
アデノイド顔貌の方は、理想的な横顔の基準といわれている「Eライン」ができません。Eラインの基準を満たしているかどうかは、下記の方法でチェックしてみましょう。
  1. 鼻の頭と下顎の先に人差し指を置く。
  2. その際、唇が人差し指に唇が少し触れる程度か、もしくは触れない。
上記を満たしていれば、Eラインがあるといえます。しかし、Eラインの基準に満たない方すべてが、アデノイド顔貌ということではありません。

アデノイドとは?

アデノイドとは、鼻から喉につながる部分にあるリンパ組織のことで、咽頭扁桃(いんとうへんとう)とも呼ばれます。扁桃腺と同じように、細菌やウイルスが体内に入るのを防ぐ役割を担っています。

アデノイド顔貌の根本的な原因

アデノイド顔貌の主な原因は、アデノイド肥大口呼吸です。何らかの原因でアデノイドが過剰に反応することで大きく腫れてしまい、それによって口周りを始めとした顔つきに影響が出てしまいます。
また、幼い頃から口呼吸が癖づいていて、そのまま大人になると、下顎骨の筋肉の成長が阻害されてしまい、顎骨も成長しなくなる場合があります。それによって、口の中での舌の位置動かし方変な癖がついてしまい、アデノイド顔貌になる方もいます。

口呼吸を引き起こす主な原因

鼻炎や歯並びが原因で口呼吸になる方が多いです。その仕組みを詳しく見ていきましょう。
<鼻炎>
風邪やアレルギーなどが原因で鼻炎になると、鼻呼吸がしづらく、口呼吸になりがちです。また、アレルギーが原因で生じる鼻炎が慢性化すると、口呼吸が習慣的化してしまうこともあります。
<歯並び>
歯並びが悪いと、唇が閉じにくくなるため、口呼吸になりやすいです。寝ているときにも口がポカンと開いてしまう傾向があります。また、上顎の幅が狭い方は、口の中に充分なスペースがないことで自然に口が開いてしまい、口呼吸になることもあります。
口呼吸に思い当たる節がある方は、鼻炎なら耳鼻咽喉科、歯並びなら歯科など、医療機関で相談してみてはいかがでしょうか。

アデノイド顔貌と口ゴボ(出っ歯)との違い

アデノイド顔貌の方と同様に、口ゴボ(出っ歯)の方もEラインがありません。しかし両者では、下顎の位置が異なります。上下の唇が突き出ていても、口ゴボ(出っ歯)の場合は下顎が正常な位置にあることが特徴です。一方で、下顎が後退している場合はアデノイド顔貌です。

病院で行うアデノイド顔貌の治療方法

アデノイド顔貌をしっかりと治したい場合は、歯科、耳鼻咽喉科、形成外科など、症状に合わせた医療機関を受診した上で、自分に合う治療を受けることが大切です。鼻炎などの耳鼻咽喉症状がある場合耳鼻咽喉科を、その他の場合歯科を受診しましょう。
次に、アデノイド顔貌の治療方法をご紹介します。

口呼吸の原因がアデノイド肥大の場合は治療・手術を行う

アデノイド肥大(咽頭扁桃)により口呼吸をしている方は、耳鼻咽喉科で治療しましょう。アデノイド肥大は、点鼻薬抗生剤を使った治療が行われます。アデノイドが極端に大きく腫れていて気道を塞いでいる場合には、摘出手術を行うこともあります。

口呼吸の原因が鼻詰まりの場合は鼻炎の治療を行う

アレルギー性鼻炎の場合は、薬物療法免疫療法、鼻の粘膜をレーザーで凝固する手術療法などが行われます。その他にも、鼻炎の原因となっているものを排除することも大切です。ホコリやダニが原因でアレルギー性鼻炎の症状が出ている方は、生活環境を整えましょう。

軽度の場合は歯列矯正をする

中学生以降になると顎の成長が止まるため、口呼吸対策だけでアデノイド顔貌を改善することが難しいケースもあります。軽度のアデノイド顔貌の場合は、歯列矯正が効果的です。歯列が拡大すると鼻腔も拡大するため、鼻呼吸へ誘導しやすくなります。
矯正のことを詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。

重度の場合は外科手術が有効なことも

歯列矯正でもアデノイド顔貌が改善されない場合は、骨格を修正する外科手術が必要です。外科手術には症状に合わせたさまざまな種類があります。自分に合った外科手術を受けることで、重度のアデノイド顔貌も改善できるでしょう。
ただし、手術の種類によっては美容整形の範疇になるため、治療費用が数百万円になってしまう恐れがあります。また、手術となると体への負担も大きいため、主治医とよく話し合って決めることをおすすめします。

自宅でできるアデノイド顔貌の改善方法

アデノイド顔貌を改善するためには、口呼吸を鼻呼吸に変えていくことが重要です。鼻呼吸に変えていくためには、自宅でできる方法も多くあります。ここでは、自宅で手軽に行えるアデノイド顔貌の改善方法をご紹介します。

鼻呼吸を意識する

まずは、自分が口呼吸していることを自覚して、鼻呼吸することを意識しましょう。鼻呼吸への改善方法の一つには、ガムを噛むことが効果的です。ガムを噛むことで口が閉じるため、自然に鼻呼吸をするようになります。また、口の筋肉も鍛えられるので、口が自然に閉じられるようにもなります。

就寝時は口に専用のテープを貼る

就寝時、口に鼻呼吸を誘導するための専用のテープを貼ることも効果があります。専用のテープで口を物理的に塞ぐことで、口呼吸をしにくくし、鼻呼吸を促します。専用のテープは薬局薬店スーパーホームセンターなどで購入できます
テープは、唇の中央部分に縦にして貼りましょう。このとき、口全体をテープで覆わないように気を付けましょう。また、鼻に病気がある方は呼吸ができなくなる恐れがあるため、この方法は向きません。

「あいうべ体操」をする

口呼吸から鼻呼吸へ改善するためにおすすめな方法の一つに、「あいうべ体操」と呼ばれる口の体操があります。
<あいうべ体操>
1. 口を大きく開き、「あー」と発声する。
2. 口を横に大きく開き、「いー」と発声する。
3. 唇を前に突き出し、「うー」と発声する。
4. 舌を下に突き出し、「ベー」と発声する。

定期的に歯科医院を受診して口元を確認してもらおう

アデノイド顔貌の相談や治療で歯科医院に足を運んだ際には、あわせて定期検診も受けて、口内の状態をチェックしてもらいましょう。定期検診を受けることで、自分では気づかない口内の異常も発見することができます。
また、定期検診の際は、唾液検査シルハを一緒に受けてみてはいかがでしょうか。シルハは10秒ほど水で口をすすぐだけで行える唾液検査です。むし歯菌の活性度、歯を溶かす酸の強さがわかる酸性度、酸に対する防御力の緩衝能、口内の炎症がわかる白血球、タンパク質の量、口内清潔度の指標となるアンモニアの6項目を検査・測定できます。口をすすぐだけなので、お子さんでも簡単に行えます
ぜひ、こちらからシルハを導入している医療機関をチェックしてみてください。

自分に合う治療方法を見つけて、アデノイド顔貌を改善しよう

アデノイド顔貌の主な原因の一つは、口呼吸が習慣化してしまうことです。気になる場合には、まず口呼吸をしていないかを確認してみましょう。そして、自宅でできる対策を取り入れつつ、耳鼻咽喉科や歯科などの医療機関を受診しましょう。自分に適した治療を受けることで、きっと今よりも改善されるはずです。また、1人で悩みを抱えずに医師に相談することで、心がスッと軽くなるかもしれません。

近隣のクリニックを検索

関連記事

ピックアップ

医療機関の方へ

シルハは口腔環境6項目を簡単操作で5分でスクリーニングできる唾液検査です。
製品情報・お問い合わせはコチラ